我が青春の
のんびりテレビを観ていました。「金スマ」です。
で、今日の特集は往年のマンモス番組「ザ・ベストテン~その裏側・真相~」です。
あらいは齢40です。
同年代の方なら、このタイトルを目にし、耳にして、観ないという選択をする人はいないと思います。
現に あらいは2時間、テレビの前に釘付け状態でした。
懐かしい映像に混じって、そこに至る経緯や、それにまつわるエピソードが紹介されていきましたが、その些細な一言一言に感動しました。
若かりし頃のサザン・桑田さんに黒柳さんがした「あなた達はアーティストになりたいの?」という質問に対し「明るい芸人を目指しまーす!」って軽く流すセンスに感動したり、視聴者が「黒人なのに何でシャネルズ?」と質問したことに対し激怒した黒柳さんの映像を観て、リアルタイムで観た懐かしさと、出演者の真剣さに、歳を取り涙もろくなった あらいは涙するばかりでした。
特に あらいの頭を強く打ったのは、この番組のプロデューサーだった山田さんとおっしゃる熱血感のある方です。そのエピソードも紹介されました。
松田聖子さんの初登場の際、飛行機の到着時間を番組放送時間に合わせさせたり、その頃、テレビには一切出演せず、頑なに出演拒否をし続けた松山千春さんを引っ張り出すために、山のようなリクエスト葉書を本人に突きつけ「この葉書に何らかの答えを出すべき!」と詰め寄ったり、そして出演に応じた松山さんが予定時間を超えテレビの前の視聴者に向かい感謝の気持を語ってもらったり。したそうです
番組の中のインタビューでその山田さんは「演出に拘りました。ただ単純に視聴者の皆さんに喜んでもらいたかったんです。」って笑顔で答えていました。その時に思いました。僕らの仕事も同じだって。理屈や道理も大事。でも最も大事なのは利用者さんが心底「楽しい!」って感じてくれるかどうかなんだって。その為には、その利用者さんが、何を望み、どうあることがベストな状態なのかを知っていないとダメ。そこに至るまでの「演出」は必要不可欠であるんじゃないのかなあ。これってヘルパー講習で出てくる「バイスティックの7原則」っていうのにも出てきてるよね。
ザ・ベストテンは12年間もの間、続いたそうです。我が ふぃ~る工房も皆さんに愛され、これからも続けていきたいと思います。頑張ります。
PS.この番組の収録日、山田さんは定年を迎えられたそうです。神はいるんですね。
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