ありがとうございます。
特定非営利活動法人ふぃ~る工房
チーフプロデューサー 新井在慶
これが私です。それ以外の何者でもありません。
これからも、ず~っとです。
今から約7年半前、ひょんなことから代表かみやと知り合いました。本当に ひょんなことから。そして彼女が立ち上げる「文化活動講師が集いまちづくりをする」団体に関わるようになりました。オープンLIVEで あかね荘・安形さんと出会い、その後、半田むそう・戸枝さんを紹介され、ここから あらいの福祉人生が始まりました。
とは言うものの、立ち上げたばかりの ふぃ~る工房には全く仕事はなく、事務所のホワイトボードには月に数回 かみやさんの文化活動マークと、数回の移送サービスマークがあるだけの、寂しいものでした。その間、あらいには全く仕事はなく、出かける かみやさんを見送り、事務所で本を貪り読むという情けないもの。それでも かみやさんは、愚痴一つこぼすことなく毎月の給料日には滞ることなく給料を支給してくれました。
「いつか、いつか お返しします。」と心に刻みながら両手で頂きました。
かみやさんから言われていたのは「1年間は給料の心配をしないで。でもその後は自分で稼いで。」という単純明快なもの。あらいはシャカリキに働きました。勉強しました。勿論、かみやさんもシャカリキに働きました。
1年が過ぎました。その日は雇われ世話人で仕事を終えたのが22時過ぎ。駐車場に着くと かみやさんが笑顔で立っていました。
「ご苦労様でした。これが私が あなたに約束した最後の お給料です。お疲れ様でした。ありがとう。」と言うと、涙を一筋 流されたことを今でも鮮明に憶えています。
おかげさまで、この頃には何とかですが自分の給料くらいは稼げるようになっていました。ですが、それまでの数ヶ月間は かみやさんが長年蓄えた大事な大事なお金を戴き生きながらえていたのです。
最近、あらいに よく お誘いがあります。「うちにきませんか。」というもの。
ありがたいことです。こんな福祉の「ふ」の字も知らない小僧を高く評価して下さるんですから。本当に感謝です。
ですが、先に書きました事情により、あらいは一生ふぃ~る工房を離れることはありません。よしんば あるとしたら、それは あらいが福祉の世界からいなくなるか、もしくは絶命する時。
この写真。naitoさんが先日 送って下さったモノです。工房をご存じの方ならお分かりですよね。ティピ。インディアンのテントです。これをモチーフにしたモノが工房の関わるフォーラムには必ず立ち上がります。(本物は3メートルを超えますが、これは卓上版。お正月に作ったそうです。今度 渥美襲撃の際には、これを肴に飲む約束です。)そしてこれをアレンジしたモノが次第に行燈へと変化していきました。
naitoさんは、この変化も、あらいの変化も、そして工房の変遷も、みんなよく知っています。それは長きにわたり工房を支えて下さっているからです。勿論、安形さんや戸枝さん、他にたくさん おみえになります。お一人お一人に感謝してやみません。
今、東三河障がい福祉研究会という小さな小さな団体の事務局も兼務しています。少し前なら相手にしてもらえなかった素敵で、素晴らしいメンバーです。今、この仲間と仕事が出来るのが楽しくてしょうがありません。本当にありがたいと思っています。アメニティー・ネットで教わったノウハウを、ここで活かせる仲間です。そしてこの地で花咲かせるのが、田中代表や戸枝事務局長への恩返しだとも考えています。
以上の理由により、ありがたい お誘いであありますが、あらいは未来永劫「ふぃ~る工房」の あらいです。自惚れているわけではありません。お誘い下さる多くの方がこのブログを見て下さっている様子ですので、申し訳ありませんが あえて ここに書かせていただきました。どうか解ってやって下さい。この先、誰であろうと、どんなことがあっても お受けすることはありませんので、よろしくお願い致します。
arai
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