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2007年5月 6日 (日)

白杖のギターリスト

さがらの森ライブ の追記。

昨日の出演バンドは10組。ヘビメタあり、ロカビリーあり、あらじょ〜の笑いあり、何でもあり!って感じでバンドが集結。その出演バンドの中に、全盲の方がギターを担当しているバンドがある。ということを、あらいは じょ〜君から聞かされていた。

正午少し過ぎ、その全盲のギターリストは会場入りした。ドラムの男性の右腕を左手で しっかりと掴み、右手には白杖。全盲であるというが解る。

その彼は他出演者、関係者に対し丁寧に挨拶して回り、リハーサルの準備に入った。ケースからギターとシールドを取り出し、エフェクターに接続。そして舞台に上がった。会場入りした時と同様に、ドラムの男性の腕を しっかり掴み階段を上がりきった。

リハーサルの途中、足元のエフェクターが どこにあるのか分からなくなったらしく、足を左右に小刻に動かしエフェクターのある場所を探していた。
「もう少し左。少し後ろですよ。」ベーシストの彼の声。
この声に従い後方にあった「探し物」を見付けた。
「はははっ、緊張していて知らない間に、こんなに前に出ていたんだぁ。」と呟いた全盲のギターリストの声が、あらいの耳に残った。

リハーサルを終え、舞台を降りてきた彼と少し話をした。例えようのない感動が あらいの身体を駆け巡った。彼は話の間、一度として障害があること、ギターを弾くのに不利益があることを口にしなかった。弱音を吐かなかった。
少し泣けた。

彼らの出番がきた。彼に頑張ってと声をかけると、少し笑みをみせ「ありがとうございます。」と応えた。

舞台上の彼はカッコ良かった。ライブを楽しんでいた。途中、押さえるフレットを一つ間違えたコードを押さえた。彼はニヤっと笑みを浮かべ オチャメに舌を出した。

軽快なビートルズ サウンドに会場は大満足のライブは終わりました。ここでも、彼も、ボーカルも、彼に障害があるということには一切 触れずに舞台を降りてきた。

彼は、音楽を共に愛する同志です。そして、共に競い高め合うライバルです。そして「漢(おとこ)」として尊敬します。
来年も ここ さがらの森で お会いしたい。と心の底から 思いました。その時には絶対に負けないように あらいは精進してまいりますので、どうか その時まで お身体ご慈愛 下さい。

白杖のギターリスト。あらいは忘れません。

arai

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