« 王者 内藤大助 | トップページ | レスパイト »

2008年12月24日 (水)

地域の課題

朝一、あらいは移動時間5分の小坂井町庁舎へ。第3回 小坂井町地域自立支援協議会全体会に。あらいは事務局として参加しました。

議題は2つ。個別会議、事務局会議で上がったケースの中でも「町の問題」として顕著になっている「重症心身障害児(者)」のライフプランに関する問題と、第2期 障害福祉計画について。

一つ目の重症心身障害児(者)に関するものは、相談支援員から事例・経過・課題抽出に関する報告を障害福祉グループの山本さんから。続いて、オブザーバー参加の豊橋養護学校の教員から身体障害のある方の支援や、進路に関する報告がありました。
これに対し父母の会、圏域バイザー鈴木さんからご助言を頂きました。



簡単に答えの出る問題ではないことは「百も承知!」でした。が、事務局としては、この方も「小坂井町民」であることを知って頂く。まず、そこから初めよう。ってことだったんです。皆さん、真剣にケース報告を聴いて下さいました。感謝です。

その後、障害福祉計画(素案)の発表をし、定刻の11時半に終了。開催までバタバタとしましたが、無事終了。事務局一同 胸を撫で下ろしました。終了後、暫し 岩崎学園 松下理事長と意見交換。松下さんは東三河南部圏域全ての自立支援協議会に参加される方ですので、圏域自立支援協議会の必要性を確認し合いました。あ〜スッキリ!



で、12時。松下さんに「では後ほど!」と言葉を交わし町舎を後に。で、かみやさんと共に向かうは田原市。そう!午後2時からは第2回 田原市地域自立支援協議会全体会。あらいは事務局でございます。そして相談支援強化員でございます!

で、2時5分。定刻より少し遅れて開会。議題は3つ。現在までの田原市自立支援協議会の全会・部会の活動報告、そして来年度の田原市福祉計画の目玉「障害児童・生徒学校介助員派遣事業」と 第2期 田原市障害福祉計画について。

地域の課題


熱血行政マンから、自立支援協議会全会・部会の活動報告に引き続き、来年度の目玉「学校介助員事業」についての要項が丁寧に発表されました。
で、一頻り話された後、マイクを引き継いだ白井課長から発せられた言葉に、議場は凍てついた空気に。


「残念な話ではありますが、つい先ほど市長との話し合いで、田原市としては来年度の新規事業は、全て実施出来ないということになりました。」



ご存知の通り田原市はトヨタ城下町。法人税の9割がトヨタ自動車というのが実情。この煽りを諸に受けている現状…。白井課長は話の中で、何度も何度も「残念ながら…」と繰り返し、繰り返し。後ろに控えていた あらいは涙が零れそうでした。

今日の会が始まる直前に会場入りされた白井課長と小久保係長。部長に至っては開会に間に合わず入場。ギリギリの時間まで市長と話し合ってみえました。「なんとか」の思いから…。以前の下交渉では市長も了承して頂いていたということから、今日の全体会の資料には しっかり組み込まれていました。まさか。よもや却下となることは夢にも思っていなかったから…。不況のおり、市長も苦渋の選択だったのだと思います。



この白井課長の心中を察してか、会場の委員皆さんも今の田原市では致し方ないという感じになりました。と、豊橋・豊川両養護学校から「要項内の「職務目的」に項目追加要請」や「要項に対する質問」が、事務局に対してありました。更には民間支援団体から施行に向けての助言がありました。そして皆さんの思いに感じ入ったかのように田原市育成会会長は「本人や親ごさんは待っています。私たちが出来ることがあったら何でもします。皆さんのお知恵をお貸し下さい!」と涙ぐみながらご発言下さいました。

田原市地域自立支援協議会は、まだ「学校介助員事業」を諦めていなかったんです。委員は課長の「今年度の新規事業は…」を理解し、田原市は この「学校介助員事業を必ずやる!近い将来、必ずやるんだっ!」という意思表示だ。と感じました。あらいは この会のメンバーで良かったと思いました。そして このまちのために頑張ろうと、あらためて誓いました。



その後、熱血柴田さんから障害福祉計画を一頁ずつ、一項目ずつ丁寧な説明がなされ、圏域バイザーからの補足を受けた後、田原市地域自立支援協議会は終了しました。長い、何とも長く感じた協議会でした。それは、白井課長、小久保係長、熱血柴田さんはじめ福祉課の無念さが伝わってきたからに他ありません。

終了後、熱血柴田さんと話をしました。さすがに疲れた様子で「とても長く感じました…。」と。失意の中での説明。お疲れさまでした。でも、あらいの知る限り、この まちの福祉課は こんな程度ではヘコタレません!必ずや次の手を打ってきます。白井課長の目も、小久保係長の目も、そして熱血柴田さんの目も、ギラギラとしてました。「まだまだーっ!」って目でした。あらいは「いざ!鎌倉。」の思いで その時に備え、鍛え待ちます。



地域の課題を議論の中から抽出した、2つの自治体の自立支援協議会全体会は、こうして無事(?)に終えました。どうあれ、自立支援協議会とはこういうものだ。と思いました。



 arai

|

« 王者 内藤大助 | トップページ | レスパイト »

コメント

昨日ようやくブログを捜して拝見しました。柄にも無く(豪放な方だと思っていたのでスミマセン)、こまめに書かれるのですね。すばらしい才能です。
ところで、この「地域の課題」・・・ですが、「学校介助員事業」あきらめる必要はないのでは。というのはですね、新規事業はこういったご時世だからこそ、全て取りやめて喪に服してしまうのではなく、苦しいからこそ一つでもやってやろうという気概が必要なんじゃないでしょうか。景気によって、人の暮らしが左右されてしまう・服従するなんて悔しいじゃないですか。
でも財源は無いようですから、替わりに切る事業(時代に合わなくなった事業)をスクラップして、「学校介助員事業」をこのご時世だからこそ、進めたいと。歯を食いしばって一筋の明かりを灯したいのだと、そんな素敵な発想・心意気を示しても良いのではないですか?つまりチャンスだと!
臨時自立支援協議会を招集して、再度部長・白井課長、小久保係長、熱血柴田さんと戦略を練る・・・なんてどうでしょうか。自立支援協議会で提案された「学校介助員事業」は、初の民間と行政のコラボした施策ではないのですか?今の時代に是非必要なんだ・・・と考えてきたのではないのですか?
景気が悪いから・・・22年度で良いのだ・・・のであれば、金があるときに考えましょうレベルのことなんだ。(失礼)しゅん!!としてしまうのはなんとも惜しい。
検討経過も何も知らないで書き込む非礼をお許しください。つまり、それくらい腹をくくらないと新たな施策は出来ないのですよ。金があるから・ないからではないはずですが・・・・。
ただし、スクラップする事業がなければこのプランはお勧め出来ませんが・・・・

投稿: おせっかい | 2008年12月25日 (木) 17時31分

おせっかいさま

はじめまして!これからもよろしくです!

で、ご助言。感謝!です。本当に仰るとおりですよね。景気に左右される福祉は、やはり薄いと感じざるを得ませんよね。全くもって同感です。

で、なかなか公表できないような話があったりして、表現が微妙なのですが、実際に福祉部としては市長・財務に対し「スクラップ(カット)&ビルド」に関する資料を持ってテーブルに着いたんです。しかも、スクラップ、カットするにあたってのプライオリティーまで「腹をくくって」臨みました。
が、あらいには解らない行政の仕組み(お察し下さい)の壁の前に立ちすくんでしまった。というより、この事業を待ちわびる当事者の皆さんの期待に添えない腹立たしさに、席を立ったそうです。市長にすると、やはり「例外」を作れないという判断だったのでしょうか。

で、おせっかいさんのご期待に添える動きかは、いささか不安ですが、すでに「事」は動き始めています。福祉だけの問題とするのではなく、当事者の皆さんが主体となり、教育機関と一般の市民の皆さんと一緒に、この問題と向き合う。そんな動きになっています。
「歯切れが悪い」表現で申し訳ありませんが、きっと おせっかいさんにも「ヨシ!」と言って頂ける「運動」にしたいと思います。ので、今しばらくのご猶予を!

おせっかいさんのご助言で、勇気とヤル気が湧きました!田原市福祉課を中心に、田原市福祉の増進に釈迦力に頑張りますので、これからもご助言、よろしくお願いいたします!ありがとうございます。

投稿: あらい | 2008年12月25日 (木) 17時54分

なるほど・・・。福祉部の皆さんの心意気が伝わってきますね。ではどうするか・・・。
支援とは「ギブアップをしない」の意味もあるわけですから、1年間だけ(来年度も景気が回復する保証は何も無いわけですね。むしろもっと悪くなる可能性は否定できないですね。でもでも前向きに1年間とすると・・・)持ちこたえるためのプランを考えるのも大事ですね。
インフォーマルな資源の活用という言葉の意味を,改めて自立支援協議会の中で議論していただければ良いですね。つまり、困ったことを共有していくこと、予算が無くても工夫する手段を編み出していくこと。そうした姿勢も自立支援協議会に期待されています。
がんばりすぎている人たちに贈る、新年のはなむけの言葉としては「安心して愚痴り、乾いたタオルを絞り、それでもみんなで神輿を担ごうよ」ですか。
みなさんの実践にエールを贈ります。良い新年をお迎えください。

投稿: おせっかい | 2008年12月26日 (金) 10時27分

おせっかいさま

田原市自立支援協議会は「ギブアップ」せず「まだまだーっ!」の気持ちでおります。どうかご支援下さいませ。そして信じて頂きたいです。心底 頑張ります!

で、インフォーマルな支援。そうですね。あらいも「良い機会」だと思っています。というより、自立支援法のテーマでもありますから、そこんとこは必須!ですよね。
この一件で、福祉という範囲だけで答えを求めていくのではなく、やはり何度も何度も当事者の皆さんを含めた関係機関が、同じテーブルに着き、議論を重ねていける「良い機会」ですよね。ご助言感謝です。

投稿: あらい | 2008年12月26日 (金) 12時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 地域の課題:

« 王者 内藤大助 | トップページ | レスパイト »