« となりまち | トップページ | 友人。長坂宏さん »

2009年3月20日 (金)

自立支援法の全貌



3月14日
朝10時、スタッフは会場集合。全員で資料集の作成。前日、参議院議員 衛藤陽一先生が急きょ国のデータを送って下さり、今回も内容の濃い資料集が出来上がりました。舞台は最後の最後まで妥協しない naitoさんが設営。照明も落とし、心地よい音楽と共に開会の時を待つ。

定刻より5分遅れた午後3時5分。



豊橋市協働推進補助金事業

ふぃ〜る工房9周年祭
「市民福祉フォーラム in とよはし3」



が開会されました。暗転。naitoさん制作のオープニングセレモニー、主催者である かみや代表が挨拶、続いて共催である東三河障がい福祉研究会代表 鈴木さんが開会の挨拶。二日間に渡る豪華フォーラムの幕が開きました。




まずは華々しく特別講演1
福祉にも"日本型"市場メカニズムを
慶應義塾大学 客員教授 中島 隆信氏


品が良く、心地よい声で講演が始まりました。中島先生。まさに大学での講義のような講演は時に厳しく激しくありました。そして経済学者らしく、消費者の必要性を強く説かれ、障害のある方の生活が憲法で保証されている「基本的人権」を尊重することが何より重要であることを熱く語って下さいました。


フォーラム開会


前日、権利侵害を平気で起こす輩に苛立っていた あらいは、スッキリしてなどという言葉では済まないほど心地よく講演を拝聴しました。その後、特別支援学校で感じることや、事業者に対する提言があり、やはり最後は「障害者を生産者に」という言葉で締めくくられました。決め台詞ですね。カッコイイっす!




で、続きまして。あり得ない光景が眼前に!
厚生労働省副大臣 大村秀章 衆議院議員


大村副大臣は、障害者自立支援法の施行から、今回の見直しに至るまでの経緯を、丁寧に説明下さいました。本当に殺人的なスケジュールの中 駆けつけて下さったのですが、時間を超過しても「何かご質問があれば?」と。前回もそうでした。大村副大臣は、我々に向き合って下さっていることを実感します。


自立支援法の全貌


大村副大臣。本来の見直しに関し本当にご尽力されました。その背景には、この見直しに書き込まれた「介護保険との統合はない」という文言。これは大村副大臣の意向であったそうです。副大臣、最後の最後まで「介護保険への合流」を訴えてみえた副大臣だけに、心中をお察しします。さぞや悔しく切なかったことでしょう。だからこそ、今回の見直しに東奔西走されたのだと思います。ステキ過ぎます。

大幅に時間を延長してご降壇。すぐさまご公務に復帰されるべく豊橋駅に向かわれました。
で、この大村副大臣の見直しの経緯・報告を受け、



シンポジウム
「障害者自立支援法の抜本的見直しをうけて」

シンポジストに豊橋市育成会 大森副会長、研究会 鈴木代表、アドバイザーとして戸枝さん。このメンバーを あらいがコーディネートする。という、何ともムチャなシンポ。今回の見直しを、当事者の立場から、相談支援専門員の立場から感じていることを語って頂き、それを受け戸枝さんに肉付けしていきました。
Cimg3002 見直しで評価されるべき点は多々あるが、財源に関する不安、事業者・ご家族のモラルに関する不安が語られました。大きな問題提起をし、明日以降のプログラムに引き継ぎました。





で、いつものように交流会!今回は、この豪華講師陣がこの夜に集結して下さいました。更には、滋賀県からこの会のためだけに北岡賢剛さんも駆けつけて下さり、あげく乾杯の挨拶まで!ああ、全国ネットの端っこ会員で良かった~!あ~ん!

Cimg3012 みて下さい!この一枚。左手前に雲上人、真ん中奥から衛藤先生、中島先生、高原専門官。スゴ過ぎる~!目眩がする~!
で、豪華講師陣と一緒に東三河の「社会資源」がスピリットの注入を受ける。ステキだ~!特に、若者が雲上人を囲んでいる様は泣けてきました。そんな あらいを余所に雲上人は若者に「あらいく君のような髪型にだけはしないようにね。この間も曽根さん(東松山市の)が「彼も相談支援やってくんだから、あの髪型なんとかさせないといけないねえ。」と心配してたからねえ。」と。ううっ。でも嬉しいっす。


自立支援法の全貌


この交流会は場所を移し深夜まで。しかも、雲上人も、高原専門官も、戸枝さんもホテルのチェックインを済ませてから駆けつけて下さいました。贅沢極まりない夜でした。しかも!深夜まで田原市は「地域支援スピリット」の注入を受けました。白井課長、熱血柴田さん、鎌田所長、野口さん、そして かみやと あらい。ああ、やっぱり贅沢だ。






3月15日。二日目。最初のプログラムからぶっ飛び!



4年目を迎える障害者自立支援法 見直し論議を経て
厚生労働省障害福祉課 高原伸幸 専門官


高原専門官、事前に送って頂いた資料はメチャクチャ大量にありました。「スゲ~!どんな話になるんやろ~!ワクワク!ドキドキ!」と、期待に胸を膨らませ席に着きました。(と言ってもnaitoブースですが...。)と、高原専門官「大量に資料はありますが、使うのはこの一枚だけです。」とお上品に...。( ̄○ ̄;)!


2日目


Cimg3031 高原専門官、『この分厚い資料を読み上げるよりQ&A方式で皆さんの知りたいことを丁寧に説明した方が効果的だ!』と判断され、急遽、講演方法を変更されたんです。で、鈴木さんを進行に据え、質問者としてご無理を聞き入れて下さった東三河北部圏域アドバイザーの長坂さんが登壇。三人のやりとりの中から、今回の見直しに関する理解を深めていきました。高原専門官、ナイス!っす。

でね。会場からの質問。正直「厳しいなあ」と感じるものもありました。それに専門官は丁寧に熱く答えて下さいました。そして「当事者の皆さんも、行政に対し ただ要望するだけでなく、提言していくこと、その方法を勉強することも必要だと思いますよ。」とご助言下さいました。感謝、感謝です。感動です。




で、息抜く暇を与えない今回のフォーラム。続くのは


対談 これからの社会保障と政治の役割
衛藤晟一参議院議員  むそう理事長 戸枝陽基氏


Cimg3051 地元 大分市議会議員だった頃、お母さん方と一緒に小規模作業所の立ち上げに奔走したことから障害福祉がライフワークとなった衛藤先生らしく、熱く熱く、政治の役割を語って下さいました。キレキレの戸枝さんが「これでもか!これでもか!」とブッチャケトークを振り続けるが、その一つ一つを丁寧にお答え下さいました。ああ、感謝、感謝です。


自立支援法の全貌


それにしても。戸枝さん、会うたびにデカくなっていくなあ。



で、昼休憩を挟み、二つの分科会。
ひとつは岡崎キャラバン隊「みんなちがって、みんないい」
あらいは別分科会に登壇していたので内容までは分からないのですが、疑似体験する衛藤先生を「速く!速く!あ~あ。」と捲し立てていた こうままは、すでに伝説化しています。恐るべし!

で、あらいはといえば「相談支援専門員が語る障がい福祉からみた「まちづくり」」

Cimg3067 豊橋市・松井さん、新城市・小林さんと共に田原市あらいはシンポジストという大役。ああ、役不足。これを蒲郡市・鈴木さんがコーディネート。ああ、やはり力不足(鎌田さん、直しました~!「役不足」じゃないすよね。)。「まちづくりとは?」「生きづらさとは?」「権利とは?」が主立ったテーマになりました。

あらいからは「相談支援に「指導」だの「訓練」などは不要。これを勘違いしている相談支援員もいるのではないか。こちらの思いを押しつけているのであれば、それこそ人権侵害だ。我らは、ただただご本人に寄り添う、これが相談支援専門員の使命だと考える。」と訴えさせて頂きました。




分科会を終え、本会場に戻りました。待ちに待った瞬間です。9周年祭「市民福祉フォーラム in とよはし3」最後のプログラムです。


障がいのある子どもの育ちと
子育てを「まち」が支える

全国地域生活支援ネットワーク 代表理事 「雲上人」田中正博氏


あらいが「雲上人」と憧れてやまない全国ネット代表の講演。しかも、今回は「代表の歴史を語って欲しい。「このみ」の実践を語って欲しい。レスパイトを語って欲しいんです!」という無理な依頼にも関わらず、雲上人は「え~!本当に~!」と笑って応えて下さいました。だからこそ、待ちに待った!なんです。


雲上人 登壇


雲上人は約束通り「このみが目指したものは」と語り始めて下さいました。仕組みや考え方を淡々と語って下さいました。そして話はレスパイトに。「レスパイトの意味には「罪からの解放」という意味もあるんです。」と語られた時、あらいの弱い涙腺は壊れました。雲上人から何度も何度も聞かされた言葉でしたが、このみの実践を聞かせて頂いた後だけに、余計リアルに胸に刺さりました。

Cimg3079 その後、再度、今一度、障害者自立支援法の全貌を「解りやすい図」にし、丁寧に、本当に丁寧にお話下さいました。それは『本人のニーズを、専門性を持ち、しっかりと寄り添え!』と言われているように あらいには聴こえました。

1時間半弱の講演は終わりました。
その瞬間、「諦めない運動」の意味を再確認しました。




こうして二日間に及ぶフォーラムは終わりました。本当に豪華で、贅沢なフォーラムだったと実感しています。感謝という言葉では到底 表現出来ません。本当にありがとうございました。皆さんから注入して頂いた「地域支援スピリット」、決してムダにはしません。この東三河の地で、田原市で花咲かせてみせます。その時には、必ず「どんなん出来たん?」とのぞきにきて下さい。必ずやります。



Cimg2966 今回の企画に賛同して下さり、お力をお貸し下さった豊橋市協働推進課さま、殺人的な多忙さの中 駆けつけて下さった大村代議士、衛藤先生はじめ講師の皆様、中島先生講演を個別共催下さった東三河南部圏域アドバイザー鈴木さま、企画・設営・運営にとプロデュースして下さった naitoさま、非力な我らをフォローして下さり続けた戸枝さんはじめ全国ネットの皆さま、そして多数ご参加下さいました参加者の皆さま、本当にありがとうございました。
ふぃ~る工房にとっても、あらいにとっても、明日からの進むべき道や協働すべき相方が明確に解った、そんな9周年祭となりました。




もう半年もすると「10周年祭」です。今回は「あっ!」と驚く企画で、ふぃ~る工房を支えて下さる皆様をお持てなししたい。そんな企画を思案中でございます。ので、皆様、こうご期待!

9周年祭、本当に ありがとうございました。



 arai

|

« となりまち | トップページ | 友人。長坂宏さん »

コメント

そんなこと言ってないも~ん!!
「頑張ってね。あなたなら絶対時間内にできるから」って言って応援してたんだも~ん。

「頑張れる環境かどうか。頑張れって言うときは、その言葉に責任を持たなきゃいけない」ってのを実感していただけたと思います。

疑似体験の時の私は私であって私じゃないので・・・許して下さい・・・。

素晴らしいフォーラムに参加させて頂き、ありがとうございました。
1日目の交流会に参加出来なかた事が本当に悔しいです。

投稿: こうまま | 2009年3月21日 (土) 19時13分

こうままさま

あらためて。いいっすね~!衛藤先生に「あなたなら出来るから~!」いや~、実にカッコイイ!実に こうままらしい!確かに衛藤先生は「やってくれました。」からね~。

でも、言われる通りですね。「自分の言葉には責任を持たなきゃダメ!ですよね。自戒の念で胸がイッパイです。本人さんから言わせりゃ「頑張れって、おまえの方が頑張れっちゅうの!」ですからね。

それにしても。
マジな話、交流会不参加。悔しいという次元の出来事ではなかったと思いますよ...。たぶん、今年の大晦日に「ああ、あの時...。」と悔やむこと間違いなし!っす。が、必ず「また」あります。そん時には「また」声をかけますので、お楽しみに~!です。

で、岡キャラさま。今回の「抜本的な見直し」で発達障害に関する理解を更に深めなくてはならい状況です。どんどん依頼させて頂きますゆえ、ご理解のうえ、ご協力頂きたいと思います。これからは今まで以上に「よろしくお願い致しますう~!」です。

投稿: あらい | 2009年3月21日 (土) 20時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自立支援法の全貌:

« となりまち | トップページ | 友人。長坂宏さん »