« 改正 NPO法 | トップページ | 昴 所長 »

2011年6月20日 (月)

決めるのは「誰」


数日前、こうまま から、真っ昼間に電話が。
基本的に彼女との連絡はメールで、電話は夜が多いのですが。ので、ちょっとビックリでして。ってか、『また何かしてしまったのか…。また叱られるのか…。(・_・;)』と、恐る恐る電話に出てみると、「お忙しいところ、すみません。ご相談したいことがありまして お電話しました。今、よろしいでしょうか?」と丁寧に。余計 怖い…。

で。「実は…」と話し始める彼女。
内容は、あらいごときが要約して お伝えするよりも、こうまま自身の言葉で ご確認頂いた方が良いかと思います。ので、以下。

http://koumama.seesaa.net/article/210229214.html




正直、驚きました。有り得ないことだ。とも 思いました。

あらいは、すぐさま「愉快な仲間たち」日進市熊谷さん、名東区こじまさんに内容を報告。熊谷さんなんかは、岡崎市の自立支援協議会議事録を細かく調べて下さったり。3人で今後について協議したり。まさに「自分ごと」として。

当たり前です。我らは、それぞれのまちの地域自立支援協議会を担う者であり、この推進に寄与する者でありますから、運用を違えている者に対しては向かっていかねばならない、そんな役割でありますから。

そして。あらいの良き理解者である新城市レインボーはうすの「漢」長坂さんも、こうままブログのコメントや、レインボーはうすブログでも、真っ直ぐに物申してみえます。お立場ある方です。にも関わらず、保身など微塵も感じさせずカッコイイです。尊敬します。

http://blog.canpan.info/house77/archive/360




それにしても。行政が、岡崎市が、支給決定し、サービスを利用する「権利」を与えておきながら、その権利を行使することを抑止するような、まるで拒むかのような言動をする姿勢に、憤りを感じました。しかも、その理由を行政だけで担う事務局が「自立支援協議会」に背負わせてしまう姿勢に呆れ果ててしました。

更には。地域自立支援協議会は、厚生労働省作成の資料で「「地域の実情に応じた運営」権利擁護等の分野別のサブ協議会を設置するなど、地域の実情に応じた多様なかたちで実施」と記されています。そして何より「「概要」市町村が、相談支援事業をはじめとするシステムづくりに関し、中核的い役割を果たす協議の場を設置する」と記されています。


決めるのは「誰」

(資料写真をクリックして下さいませ。)

と、した時に、この こうままのご子息の訴えを取り上げないことは、法律の理念に反目することになりませんか?岡崎市さん?厳しい言い方かも知れませんが、訂正する気はありません。




その人の生活は、その人が決めるんですよね。その人らしい生き方は、その人が決めるんですよね。その人の生活圏域は、その人が決めるんですよね。例えそれが行政が決めた範囲を越えていたとしても、その人が、その人らしく生きていける場所は、その人が決めるんですよね。行政が決めるんじゃないですよね。



こうままのご子息は、岡崎市にお住まいです。圏域は西三河圏域です。が、学校は豊川養護学校。隣の圏域である東三河圏域です。3年生に、たった一回経験出来る実習の機会は、たぶん東三河圏域の企業・事業所だと思います。その、たった一回の実習をムダにしないためにも、同圏域での経験値を増やす方が絶対にムダにすることはないかと思います。これは安易に想像出来ますよね。

と、もう一つ。私だって、社会に出る時には不安でした。実習に限らず、知らない場所に行く、知らない人に会う、知らないことをするというのは今でも不安です。そんな時、その不安を和らげてくれるのは、頑張ろうと思えるのは、やっぱり「仲間」でしょ!「クラスメート」でしょ!障害があろうが無かろうが、当たり前っしょ!

だとしたら、たった一回の実習をクラスメートと体験出来る「まち」で、経験した方が彼の成長には「良い」に決まってますよね!




なのに。こんなことを行政がするから、言うから、ご本人とそのご家族は行政を「信じない」んです。お一人おひとりの生きづらさを解決することが使命である自立支援協議会を「あてにしない」のです。

「チーム白井」BOSS は、我ら相談支援専門員に対し言います。「どこ見て仕事してるっ。」と。『ご本人とご家族に寄り添うことを「委託」したのだぞっ!』と仰っているんだと。そして常に、自立支援協議会の意味・意義を説いて下さいます。更には、この障害のある方のみならず市民の皆さんの「もの」である地域自立支援協議会が、間違っても形骸化することのないよう我らを導いて下さいます。その都度「どこ見て仕事してるっ。」と。



今回の こうままのご子息からの訴えは、案に「地域間格差」などというものではなく、法の根幹、理念の理解に関する問題だと思います。



 arai

|

« 改正 NPO法 | トップページ | 昴 所長 »

コメント

援護射撃、ありがとうございます。

昨日、一宮での行動援護従業者研修での「自立支援協議会」の説明で、まさに、あらいさんご指摘の部分を読み上げ説明しました。
田原の学校介助員を例に挙げさせて頂き、
そして
「本来はこういうものです。
こうなっていない残念な町もありますが。」
と申し上げました。

自立支援協議会が機能する町が増えて欲しいと願います。

投稿: こうまま | 2011年6月20日 (月) 20時34分

こうままさま

あと 一つ。自立支援協議会は「まちづくり」のエンジンと言われます。とすると、ガソリンは我ら相談支援専門員が駆けずり回って集めた、障害のある方と そのご家族、関係者の「生きづらさ」の抽出作業であると、常に胸に刻み職責に向かっています。

岡崎市相談支援専門員の奮起に期待せずにはいられません。皆さんの「思い」が、自立支援協議会に キチンと届けることが出来る仕組みにして下さいませ。
これは、自戒の念も含め、あえて書かせて頂きます。

で。障害福祉施策も自立支援協議会も、盤石なまちなんて絶対にないですよね。大事なことは、それに向かう真摯な姿勢と学ぶべき姿勢だと思います。
と、した時に。田原市は、こうままはじめ多くの先達が入り、我らをご指導下さっています。先達に感謝するのは当然ですが、まちや行政の、この姿勢に感謝です。

こうままに恥じることのないよう、明日も頑張ります!闘うべきは「外」だけではなく、「内」にも。

あっ。余談ですが。議事録を読んで思ったことがあります。
「基幹型相談センター」。簡単じゃないですよぉ。甘くはないですよぉ。(¬з¬)

投稿: あらい | 2011年6月20日 (月) 22時14分

なんと解せない話し、と憤りと落胆です。
一体だれのための福祉行政なんでしょう。
ほとほと、最近こういう現象に疲弊します。
もううんざり、が本音。

福祉行政に限らず、国家、地方も含めて公務員全般の仕事をこのようにしたのは、誰の仕業?、とどうしても犯人探しをしたくなる、卑しい自分に直面します。

あ”〜。
落ち込む… (ノ_-。)

こうままさん、東西の三河の仲間が必死で応援して下さると思います。
araiさん、ごめんなさい。ここで愚痴っちゃいました。

知多から朗報を祈っています。

投稿: やまのきりん | 2011年6月21日 (火) 00時54分

やまのきりん さま

お疲れさまです。ごぶさたでございますぅ。m(_ _)m

で。仰る通りです。憤りと落胆という表現が的確な表現と言わざるを得ない出来事ですね。悲しいくらい。やはり「どこ見て仕事してる」が頭の中で連呼されます。

ただ。このような行政対応を変えて頂かなくてはいけない、とした時に、その旗頭は ご本人であり、我ら相談支援専門員は しっかりとサポートし、時には急先鋒よろしく闘う、もしくは企てていくことが大事なんだと思っています。


田原市に入ってから何度となく耳にしたのは、熱血柴田さんの「どうすることも出来なかった…」という言葉でした。そして もう一つは「自立支援法で自立支援協議会というアイテムを頂いた。相談支援専門員という仲間を頂いた。だから闘える。」という二つの言葉です。

社会資源の乏しい まち。窓口で悲痛に叫ぶ ご本人とご家族の声に応えることが出来ず、涙した日々だったのだと。こんな思いから始まった田原市の自立支援協議会ですから、半端なことは出来ないと あらいは思っています。

と。もう一つあるんです。先にも紹介しました豊川市です。
このまちは行政から変わり始めました。「田原ゼミ」には大挙してみえ、「田原市運営会議」にも見学にみえた挙げ句、今年度から相談支援員を対象に月2回の「ケアプラン研修」を開催。

この研修には毎回、行政マンがピッタリと付きます。一緒に学んで下さっているだけでなく、学ぶ相談支援員の顔から理解度を計っているんです。更には、毎週の相談支援員の集まりの昼休憩、相談支援員は弁当持参でこの時間を意見交換の時間にしているそうなんですが、行政マンも弁当持参で交じっているそうなんです。

あらいは。この姿が、立ち上がったばかりの田原市とダブるんです。
行政は変わりたいのだと信じています。東松山市の元課長 山口さんから、そう教わりましたから。「行政も何とかしたいと思っています。」と仰っていたことは忘れません。

ので、諦めず一緒に頑張っていきましょう!やまのきりんさんの気持ち、思い、願いは必ず届きますよ。きっと変わると信じ、諦めない運動を胸に。ね。

いかん!睡魔と闘いながら返信してたら、メチャクチャ長くなっている…(・_・;) いかん!もう寝なきゃ…。
では、おやすみなさ~い!(-.-)zzZ

投稿: あらい | 2011年6月21日 (火) 03時26分

何か、名前が出てしまっているので・・・(゚ー゚;

今回のお話をお聞きし、また改めてこのブログ(および貼り付けリンク先)で拝見し、すぐに頭に浮かんだのは、都市部の問題だなと。岡崎市の姿勢と某大都市、レインボーはうすさんの姿勢や立場と某法人、まさしく身近に起こっていることと重なります。熊谷さんにも少し詳細をお聞きしましたが、日中一時や地活Cの利用形態も同様です。

ちなみに、岡崎市は県庁所在地市を除くと、愛知県内で5本の指に入る30~40万都市ですね。

で、常々思うことで、それこそ昨年に日進市にお招きいただいたときにも触れたのですが、都市の規模が大きくなると、行政は数字でしか実績を見なくなります。これは数が多過ぎて、意思決定をする方々に市民の顔が見えないからだと思われますが、せめて、その数に入らなかった、もう一方の大きな数にも想像くらいめぐらして欲しいと。目標達成したから終了って、公共事業じゃねえんだよ!というのが一点。あと、実績にカウントされなかった、そういう意味では余計に困っている方々のことを取り上げなければ、自立支援協議会の意味がねえんだよ!というのが一点。

同じ都市部で働く人間として、実際には様々な経緯が絡んでいることは想像しつつ、だからこそ、シンプルなそもそも論を忘れてしまうとおかしなことになるのではという・・・一意見です。

はっきり言って、私が働いている某大都市なんて、市単位の協議会もなく、だからせっせと手弁当で区単位でやっていて、相談支援が事務局やって、開催案内出して、議事録作って、委嘱状もなく・・・それでいて市政に反映させることははなはだ困難な状況で・・・全くエラそうなことを言える立場ではないのですが、常に可能性だけははらんでいられるようにしたいと。例えばそれが施策につながらなくても、区役所の窓口や事業者の姿勢につながれば、当事者の諦めを回避できれば、まずはよし、でもいつか・・・みたいな。ちょっとずるいことも含めて・・・

いかん!鼻水と闘いながら書き込んでたら、メチャクチャ長くなっている…(・_・;) いかん!もう出張に合わせて仕事しなきゃ…・・・話が逸れてたらスミマセン<(_ _)>。

投稿: こじま | 2011年6月21日 (火) 11時20分

「愉快な仲間」こじまさま

おおーっ!熱発中から、いつになく過激ですな~!
「公共事業じゃねえんだよ!」。「自立支援協議会の意味がねえんだよ!」。いいっすね~!パねえっす!(・∀・)イイ!

本当に思うんです。「シンプルに」ご本人支援であれば良い。と。こじまさんも書かれている「そもそも論」だと。例え、例え、訴えが身を結ばなくとも、我らが誠実に、真摯に、シンプルにご本人の思いを叶えるべく走っていれば、きっと、きっとご本人も理解して頂けると信じています。

こじまさんが、こじまさんの「まち」で繰り広げている活動は、この「大都市部の問題」とかいう、こちら側の「理由」を盾にして逃げようなんて思っていない、ご本人に寄り添うのが職務と腹を括っている、そんな潔さを感じます。
あ。これお世辞じゃないよ~。;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

ってことで。熱発中やら睡魔やらと格闘しながらのコメントは、基本「長くなります」って確認が出来たことが、今回の成果物である。としておきましょ~!では、国研修、気をつけてね~!まったね~!

投稿: あらい | 2011年6月21日 (火) 14時02分

気合い入り過ぎて、また熱が・・・(;´д`)トホホ…

要は、大きさを隠れ蓑に無責任化する行政も嫌ですが、さらに協議会を言い訳に使うのがもっと嫌だということです。

あたかも全体の総意であるかのような。

投稿: こじま | 2011年6月21日 (火) 14時44分

こじまさま

激しく同意!さすが同志!

投稿: あらい | 2011年6月21日 (火) 16時32分

はじめまして!と申しましても私、寝る前の日課はこのブログを拝見することなので(笑)
今話題の?岡崎市の障害児の母、育成会の役員をやらせていただき、今回、こうままとともに「あらいさんを岡崎に」のミッションを遂行させていただいております。
先日の安城の勉強会では紹介していただけると思ったのに…ほんとこうままったら気が利かない!
さて、いろんなところで岡崎市を問題にしていただいていて、少しは変われるのか?!と思ってます。こんな中のお勉強会、いいものにしなくちゃ!と身が引き締まる思いでおります。近々打ち合わせさせていただきます。よろしくお願いします。

投稿: ミス・ジョーダン | 2011年6月21日 (火) 19時00分

ミス・ジョーダンの姉御へ
この場をお借りしまして
「全く面目ない!!」
そのつもり(あらいさんにご紹介する)で行ったのに、それが私のあの日の仕事だったのに
あらいさんのお話に聞き惚れてしまい
すっかり任務を忘れてしまいました。

あらいさん
岡崎の勉強会では、私の姉御を紹介しますので、どうかよしなに・・・。

投稿: こうまま | 2011年6月21日 (火) 22時13分

ミス・ジョーダンさま

はじめまして!ではありますが、いつも ご贔屓下さり感謝でございます。でも、就寝前の あらいでは、寝付きが悪くならないですかぁ?ちょこっと心配であります…。(^_^;)

で。そうでしたかぁ。安城には おみえになっていたんですね。ご挨拶出来ず残念でした。
で、あらいごときを招いて下さり、感謝でございます。が、本当に私めでお役に立てるのか…些か不安でありましたが、これで岡崎市にお邪魔させて頂く際の楽しみが 一つ増えました~!

で、岡崎市。まぁ、いろいろあるとは思いますが。必ず変わる。必ず変える。そんな「諦めない運動」が育成会活動の原点かと思います。ので、ミス・ジョーダンさんはじめ岡崎市手をつなぐ育成会さんの一助になるべく、気合いを入れて当日を迎えたいと思います。

ってことで、打ち合わせを含め、よろしくお願いします!(`∇´ゞ

で。こうままさま

ってことで。しっかりとご紹介下さいましね!(^O^)

で。今回の一件。大きく波紋を広げていますね。あらいは、本当に良い勉強をさせて頂いています。我らの職責や自立支援協議会の果たすべき役割。ずいぶん以前に学んだことを、今、しっかりと復習させて頂いています。多くの方のコメントを含め、答え合わせをして頂いているのかも知れません。

きっと、きっと。ステキな答えが導き出されますよ。(^_^)v

投稿: あらい | 2011年6月22日 (水) 01時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 決めるのは「誰」:

« 改正 NPO法 | トップページ | 昴 所長 »