昨日は、今年度 第1回 田原市就労検討会が開催されました。
議題は2つ。田原市就労支援専門員の活動報告。もう一つは、活動からみえてきた課題から、田原市の新たな取り組みに対する提言。

まずは。活動報告。4つのテーマに分け、丁寧な取り組みを、丁寧に報告されました。年度当初、大きなイレギュラーな事態が起こった田原市の就労支援ですが、ぐふ!ふじたさんが しっかりと支えられたことを、委員皆さんに知って頂くことが出来ました。
で。続いてが、ある意味「本題」でありましてぇ。ぐふ!ふじたさんの活動からみえてきた田原市の就労支援の課題とその解決に向けての方策についてであります。検討会ですからね、検討しましたよ。
田原市の就労支援は、旧法の田原授産所さんと、この5月に地活センターから就労B型に移行した ふれあいの家さん、同じく この秋 B型に移行が決まっている やまぶきハウス、そして生活介護の ふぃ〜る工房が支えております。が、多くの方が田原授産所さんを ご利用されており、ここに よるところが大きかった。のが実情です。
その田原授産所さんが、この秋、生活介護事業に制度移行されることになりそうで。で、就労移行支援の実施事業を熱望し、期待していた就労支援専門員ぐふ!ふじたさんと我ら事務局メンバーは、作戦変更を余儀なくされたって次第であります。
また。これにより、第2期 田原市障害福祉計画の大幅な見直しが必要となることを、継ぐ者山本さんからお話がありました。
そこで。我ら事務局からの提案は
新たな社会資源「就労移行支援(的)事業の創出」。
3年前。ふぃ〜る工房は「相談支援充実・強化事業」を田原市より受託しました。多くの自治体は相談支援員の人件費補助に充当されたと聞き及んでおりますが、あらいは「ぜ〜んぶ」企画に使わせて頂きました。少々 叱られましたが…。はは…。
その使途の一つが「東松山市視察研修」であります。当事者、地域、事業所、行政、そして相談支援専門員が一同に会し、一泊しての視察研修。往復14時間 バスに揺られながら移動。まぁ〜することないから ひたすら話し合い。現地では福祉先進地 東松山市視察を全国ネットの重鎮 曽根直樹さんが案内役を。という豪華な企画でした。

その視察で、あらいは大きく2つの目的をもって企画・参加しました。きっと田原市に活かすという目的でもありましたが。
一つは、障害児の共生教育です。これは、現地で曽根さんならび前厚労省専門官山口和彦さんらが、熱心に教育委員会さんらにお話下さり、田原市が共生教育に大きく舵をきったきっかけになりました。そして「田原市学校介助員派遣事業」として形になりました。
もう一つが、就労支援事業所の創出です。これはご存知の方も多いかと思いますが「東松山市障害者就労支援センターZAC」の視察を経て、田原市にも この一般企業への就職を目的とした就労支援に特化した事業所を作ること。でありました。その一環として「田原市就労支援専門員」の設置があった分けですが。まずは「人づくり」って分けです。
で。ぐふ!ふじたさん。就労移行支援がもたらす効果を何点かあげられた後、いよいよ「就労移行支援(的)事業の創出に向けてのイメージ」と題し、4点あげられた後、「よって田原市には就労移行支援が必要であると思います。」と。力強く。

この提案をうけ、会長である重鎮鎌田さんが委員皆さんにお図り下さいました。で、副会長である育成会花井会長から「楽しい場所という温い支援ではなく、特化した場所があった方が良い。そうでないと本人も親もヤル気が萎えてくる。」と。このお話に、あらいの涙腺はブッ壊れ…。どうですか?ステキな育成会でしょ。カッコイイでしょ!
ただ。ご意見に一つ「就労にこだわらなくても。今のままが良いという「子」もいます。このままで良いとも思います。」というものがありました。あらいは正直、残念でなりません。一つは、それを支援と呼べるのだろうか?もう一つは、「子」ではありません。立派な成人であります。尊厳の尊重は大事なはずなのに…。しかも、これは事業者の発言ですから。
最後に振られた「チーム白井」BOSS 白井次長の力強い「推進」の思いをお聴きし採決に。
全会一致。皆さん賛成。この瞬間、視察から3年間の活動が頭の中を駆け巡り。介助員派遣事業と合わせ、あの充実・強化事業を、あの東松山市視察を、あの税金を『しっかり田原市に活かしたぞっ!』という安堵の気持ちでイッパイになりました。
今後、ぐふ!ふじたさんを中心にプロジェクトチームが編成され、田原市に就労移行支援(的)事業所の創出に向け走り出します!
ってことで。やっぱり。ぐふ!ふじたさんと2人、祝杯に〜!
次第次第に人は増え。東松山市視察から今日に至るまでを酒の肴にし、夜が更けるまで呑み語りました。ステキな夜でしたぁ〜!

arai
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