「企業版」個別支援計画
本日は朝一から企業訪問やら家庭訪問やら。田原市障害者総合相談センターのある田原福祉センターは、祝日は休肝日となるため入れなくなります。ようは事務ワークが出来ません。
ので、これ幸いとばかりに あちこち ほっつき歩きました。(^O^)
で。朝一 訪問した企業さんというのが、例の自立支援協議会と就労支援専門員の活動(活躍)で、企業さんの新会社設立援助から始まり、結果障害のある方の雇用を「11名」生んだという大きな成果をあげた大洋紙業株式会社さんの「INOUE・factory」株式会社さんへ、ぐふ!ふじたさんと一緒に。
で。始業5分前まで、事務所兼休憩所で、今日の配置と仕事の確認をされていた皆さんは、休憩所から出てこられるとキレイに整列しラジオ体操。あらいは生まれてこのかた『あんなに真剣に体操したことない…。』と反省するほど しっかりと。
でね。この様子を 最後列で見ていたんだけど、11名の ご本人さんがラジオ体操する様は、なかなか見事というか、壮観な感じでした!ほどなく始業のベルが鳴り、皆さんは何の指示もなく持ち場へ移動。で、私語もなく黙々と、集中して仕事に打ち込んでいました。立派!
総合相談センターに日参してみえた就労希望の方や、villaうぇ〜ぶの生活介護を利用してみえた方が、あらいが知らない姿、いつもと違う姿で黙々と仕事に打ち込んでいるのを見て、感激と「今まで申し訳なかった」という気持ちが入り混じった不思議な感覚になりました。
ひとしきり皆さんの仕事ぶりを拝見したあと、社長さんらと意見交換。お一人おひとりの ご様子や困りごと、障害特性と個性について。で。この やり取りが、とっても!心地よかったんです。(*^o^*)
会社ですから、雇用している分けですから、最賃を支払っている分けですから、その対価に見合った仕事をして頂かないと会社としては成り立たない分けです。当たり前ですが。
だから、「障害者だから仕方ない」では済まないんです。
これ。障害のあるご本人に対しての話ではなく職員の話ですよ。
今回 雇用された方の ほとんどは「福祉サービス」を ご利用されていた方々です。と、どうしても福祉サイドの考え方が先行してしまい、ご本人の希望よりも付加を掛けない「緩やかな」ものになってしまうケースが多々あります。
もっと言うと「障害者だから無理だろう」という支援者の福祉的思考が、ようは支援者の甘えが、障害のあるご本人の「働きたい」という思いに蓋をしてしまっているケースって多々あると思います。
が、企業は違います。「やれない」では困るのです。「言ってるんですけど」では済まされないのです。ビジネスですから。当たり前です。
「どうやったら出来るのか?」、「どう伝えたら理解してもらえるのか?」、「この伝え方で良いのか?」、「パニックになったらどうするのか?」、もっと言えば「パニックにさせないためには?」などなど、突っ込んだ質問を たくさん頂きましたし、その返答の一つひとつを真剣に耳を傾けて下さいました。
管理者、職員さんは必死です。当たり前です。仕事ですから。上司の評価を受ける分けですから。上手く回して「ナンボ」ですから。
今の取り組みや工夫をお聴きし、これこそが「個別」に立てられた「支援計画」だと思いました。それも福祉サイドの作成する緩やかなものではなく、まさに「現場に即した」実践で通用する計画。
福祉が「自立」をうたうのであれば、「一般」を口にするのであれば、今こそ、この様を、真摯に学ぶことが大事だと強く思いました。
ご本人は頑張ってみえました。企業も頑張ってみえました。あらいも、田原市も頑張らなければと強く思いました。(`∇´ゞ
あっ。これは、我ら NPO法人ふぃ〜る工房2箇所の生活介護事業所の管理者とサビ管、スタッフに向けてですのでぇ。m(_ _)m
arai
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