大晦日に思うこと '12
平成24年が終わろうとしています。残り数時間となってきました。
年々、「一年」という時間の単位が短くなっている気がします。
その短くなった一年という時間ですが、メチャクチャ走った、「伝える」ために走った、県内狭しと走り回った、そんな一年を簡単にではありますが振り返りたいと思います。
2月には野沢和宏さん、3月には「漢」玉木幸則さん、9月には佐藤彰一さんという、あらいごときが ご一緒してはいけない方々と、障害のある方の「権利」について伝えるという修羅場に臨みました。
玉木さんに至っては、夏に再度 ASK(愛知県相談支援専門員協会)主催の研修でも ご一緒させて頂くという、思い出すだけでも冷や汗が出てくる、そんな体験をしました。(;´Д`A ```
この「伝える」ために走り回る一年になった大きな要因は、やはり7月に東京有明で開催された国虐待防止・権利擁護指導者要請研修への参加であることは間違いなく。
特に今年は、待ちに待った障害者虐待防止法 施行の年ということもあり、その伝達研修と そこから派生した研修・講演依頼を、あちらこちらから「わんさか!」と頂戴するようになりましたから。やはり、この法律の施行が大きかったです。
ここ数年、講演の類は あまり お受け出来なかったのですが、県費を使っての国研修受講でありましたから、この虐待防止・権利擁護に関する研修依頼を お断りすることが出来なかった。そして、この法律施行に ご尽力された多くの方の御恩に報いるためにも、しっかりと「伝えなければ!」と思い、走り回りました。飛び回りました。
ここにきても研修依頼は止まることはなく。っていうか、最近では障害者虐待防止法の伝達的なオーダーではなく「法をエッセンスにして、権利擁護をメインに。」って感じになってきてますが…。(-.-;)
あと。「伝える」ために走り回った もう一つの要因は、ASKが愛知県さまから委託を受け実施している「専門コース別研修」と「強化事業・講師派遣事業」であります。
なにせ、この流れから愛知県精神保健福祉士協会とASKの合同研修という恐れ多い場で、相談支援専門員のミッションと両協会の連携の重要性を伝えるという大役を仰せつかったりしたわけですから。っていうか、今だから「大役」なんて言えますが、この企画の仕掛け人のトクヤマさんから最初に聴いた時は「罰ゲーム」だと思いましたから。
ASKがお送りする専門コース別研修と講師派遣事業。一年を掛けご依頼くださった事業所や まちの ご要望にお応えしてまいりました。想像以上に「ASK理事」の派遣を依頼されることが多く、あらいも数か所 回らせて頂きました。正直 焦りもしましたが、何とか、何とか乗り切れそうな感じであります。
これ、ASK理事だけの結果ではなく、ASKメンバー(会員)皆さんのご理解とご協力、そして愛知県担当職員さんの並々ならぬご尽力のおかげであることは、言うまでもありません。感謝です。m(_ _)m
あ。罰ゲームと言えば あと2つありました。(>_<)
一つは、メグから依頼を受けた半田市相談支援事業所皆さんへの相談支援専門員のミッション。半田市で話すのは心底「コワイ」。
もう一つは、ゆんたく野崎さんの依頼で、尾張後見ネットという法律家が多く集い、主に成年後見制度を担っている団体に対しての「虐待防止法と成年後見制度」っていう、これまた「コワイ」オーダー。
まぁ、この3つが飛び抜けて罰ゲーム感があっただけで、この他の研修・講演のほとんどに行政担当(しかも管理職さま)の方が おみえになっていましたから、コワくない分けでは全くないのですが。
あ。岡崎養護学校の今年度の卒業生に対し、相談支援事業とサービス等利用計画についてお話したのも、別の意味でコワかったです。
それから。国虐待防止・権利擁護研修に参加させて頂いたおかげで、今年は愛知県相談支援従事者の現任研修から初任者・サビ管合同研修、地区別まで参戦させて頂きました。
ここで感じたことは、「これから」と思っていた若手講師陣が、すっかり「立派に」なっていて、頼もしさすら覚えました。「役職(肩書き)が人を作る」とは よく言ったもの。三河地区の泉さん、土橋さん。尾張地区の田代さん。皆さん、ステキでした。本当に。
でね。この一年、ASK理事として大事にしたことは、5月、東三河北部圏域の地域アドバイザーである、尊敬する漢である長坂宏さんに、その過疎の圏域で正に必死で障害のある方を支え続けている行政の皆さんの闘う姿をみせて頂いたことです。その声を直に聴かせて頂いたことです。あらいは その様を見て「サムライ」を感じました。
そして、長坂さんから「県協会の理事として、この過疎のまちで闘う人達がいることを知って、伝える職務と向き合って下さい。」と言って頂いたこの言葉が、この一年の推進力になったことは間違いなく。感謝です。m(_ _)m
で。田原市はと言えば。今年度から自立支援協議会の各部会を相談支援専門員の担当制にしたことや、運営会議のメンバーを管理者・サビ管等という構成に変更したこと、計画相談の「計画的実施(入所施設利用者の作成)」、地域相談支援員の配置等、準備してきた甲斐あって順調に運んでおります。
と。教育との連携というか、子どもの支援に関する連携というか、ここがメチャクチャ進んだ一年だった気がします。教育委員会との連携は、ここ数年で随分と構築出来てきたという自信があったのですが、それが確信に変わった年になりましたし、更にそこへ子育て支援課も加わって新たな協働を模索しているわけですから、やはり「連携」が進んだといっても過言ではないかと。
それと。上越市や一宮市、西尾市・知立市をはじめ たくさんのまちの志し高い行政マンと相談支援専門員が田原市にお越し下さり、その対応をさせて頂いたことと。愛知県知的障害者福祉協会さんの研究紀要に、田原市の実践を基に寄稿させても頂き、良い経験をさせて頂きました。m(_ _)m
もう一つ。田原ゼミナールに満を持してメグに登壇してもらったことも大きかったです。相談支援事業に携わる者としてではなく、「まちづくり」の実践者として、そのレシピを田原市に伝授してもらったのですから、やはり大きな出来事でした。感謝。m(_ _)m
あと。困難事例に対し行政と総合相談センターが一丸となって立ち向かっていることで、今まで以上に協働を感じ、そして同志であることを確認出来ました。今、「チーム白井」はメチャクチャ強いです。
ふぃ〜る工房でいえば。田原市障害者総合相談センターを市基幹相談センターと位置付け、センター運営を任されたことから、法人相談支援事業所「地域生活支援センターcollabo・田原」の所在地を、今のセンターに移したことと。
そして豊川市指定管理事業を受託し、市の生活介護事業所「あすなろの家」を運営することになったこと。
まぁ、法人としては、この2つが大きな出来事でしたかね。
と。これに伴い、スタッフも増えたことも大きな出来事かな。
まだまだ挙げればキリはなく。たくさんの出来事がありました。楽しいことばかりではなく、逆にツラく厳しいことも。その都度、メチャクチャ悩みました。そして その度に軟弱者の あらいを支えてくれたのは「チーム白井」BOSS はじめ田原市事務局の みんなと、そして同志である熊谷さんと こじまさんの二人でした。
先にも書きましたが、困難事例に共に向き合って下さる「チーム白井」BOSSはじめ地域福祉課長、リーダー。そして一緒に現場で汗してくれる三国志清田さんと継ぐ者山本さん。そして陰に日向に支えてくれる熱血柴田さんには、今年も何度となく救ってもらいましたし、叱れもしました。一つ一つに感謝です。m(_ _)m
この一年。このメンバーで話あった時間は、きっとローマですら完成させるに値する、そんな時間であったかと思います。
熊谷さんと こじまさん。メチャクチャ迷惑を掛けたにも関わらず、厳しく叱ってくれ、優しく諭してくれ、そして共に闘ってくれました。感謝の言葉もありません。この二人と国研修に参加したことを「ご縁」と尊い言葉であっても、そう呼ぶのは、あまりにも軽く感じてしまう自分がいます。神様に感謝します。本当に、ありがとうございます。
そして、この一年で、こじまさんらと飲み交わしたアルコールの量は、きっと黄河の流れよりも大量であったかと!`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
まだまだ お伝えしたいことはありますが。あらためて この一年を振り返ってみると、昨年以上に「伝える側としての責任」が増していることに気づかされます。これは田原市障害者総合相談センター長としても、愛知県相談支援専門員協会 理事としても。でも、協会理事として、は、あらいごときの比ではないほど、こじまさんは感じていることなのでしょうが。
この責任。年が明けて軽くなるなどということは あろうはずはなく、逆に更に増していくのでしょう。が、その責任の重さに押しつぶされないためにも日々の現場を怠らず、忘れず、しっかり務めなければ!と思います。否、誓います。
ということで。まだまだ、まだまだ障害のある方と そのご家族皆さんに ご満足頂けるような活動は出来ておりませんが、多くの皆さんに支えられながら、頑張っていきたいと思います。
そして、優さんから頂いた「聴くことが最大の権利擁護」を胸に刻み、「運上人」田中さまから頂いた「諦めない運動」であることも胸に刻み、そしてそして師匠とえださんから頂戴した「間に合わない人がいる」というスピード感を忘れずに、来年も、そして これからも、もっともっと走っていきたいと思います。否、走ります!
(  ̄^ ̄)ゞ
今年も一年、本当に多くの方のお世話になりました。感謝しきりです。と、最後まで この「少年老いやすく学なりがたし」と、若輩者あらいを ご支援下さいました皆さん、本当に ありがとうございました。そして、来年も よろしくお願いします。
そしてそして、良いお年をお迎え下さいませ。m(_ _)m
arai
| 固定リンク
| コメント (11)
| トラックバック (0)
最近のコメント