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2013年4月25日 (木)

終結は「お別れ」の時


今日午後は、田原市成年後見センター運営委員会に参加しました。こちらの会議も今年度初であります。

この何とも重い職責を担う委員を拝命してから、早いもので、今年度で3年目となります。熊田弁護士を委員長に、健康福祉部長の「チーム白井」BOSSや渥美病院長らが名を連ねる中、クラクラと目眩を起こしながらも続けていられるのは、両サイドにみえる日々現場感を共有する、重鎮鎌田さんと あつみ包括センター長の山本さんがいて下さるから。

そして何より、成年後見センター岩瀬さんからの声掛けで参戦した分けですから、彼の顔に泥を塗るわけにはいかん!という思いに他なりません。だから、今年度も頑張ります!(  ̄^ ̄)ゞ



で。議事の内容は控えますが。今日も今日とて勉強させて頂きました。冒頭には、熊田弁護士の委員長挨拶の中で、10日ほど前に発表された、精神福祉法の一部改正で「保護者の義務」の廃止が「ほぼ決定事項である」。ってな話から始まりました。成年後見人は、この保護者に位置するって話から、改正の中身にも触れて下さり。ありがたや。m(_ _)m

http://mainichi.jp/select/news/20130412k0000m040113000c.html


あと。財産管理の中でも「整理」するという業務の難しさというか、厳しさというか、切なさというかを感じる内容も。

と。現在、受任している皆さんの経過報告の中に、総合相談センターとの連携ケースが何件かあり『あらいがここに居る意味もあるんだなぁ。』と思うのと、当たり前の話ではありますが、高齢者の方と比較すると、障害者の方は後見人が関わる期間の長いことと、全く違う支援の質に、いろいろと思った次第です。



で、議事終了後。熊田弁護士から昨年度の成年後見に関するデータの紹介がありましたが、この中に何とも切ないデータも。

昨年度一年間で受任した方は2万8千人あまり。で、逆にお亡くなりなり終結された方は1万8千人あまりだそうです。熊田弁護士曰く「これから成年後見センターの業務は、この終結、精算にまつわる業務が増えていくということでしょう。」と。



先の議事の報告でも感じた「終結」。



相談支援専門員のプロセスには、なかなか上手くいかないまでも「終結」があります。それが意味するものは「もう大丈夫。何とか みんなに支えてもらいながらやっていくよ。」という、ある意味 前向きな終結、お別れであるのに対し、この成年後見人にとっての終結は、本当の意味での「お別れ」を意味するのだということを、あらためて思い知らされた。そんなお話でした。

片づけを終え、無事に大物揃いの運営委員会を終えた岩瀬さんと、階段を下りながら しばし談笑。日々、重いケースと向き合うという激務を、獅子奮迅 闘って見える岩瀬さんにとっては、ひと時の休息って感じなんだと思いました。( ^ω^ )




総合相談センターに戻り、しばし休憩。何気なくインターネットのニュースに目をやると、何ともタイムリーなニュースが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130425-00000007-asahi-pol

当たり前の話ですが。田原市だけではなく全国あちこちで、この成年後見制度という枠組みからも障害のある方の権利を擁護するための闘いに奔走してみえる方々がいることに、何だか温かい気持ちになりましたし、何より岩瀬さんは このニュースを喜んでいるかと思うと、温かさは増しました。( ^ω^ )



 arai

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コメント

昨日は、ありがとうございました&お疲れ様でした。

「終結」。被後見人に悔いのない人生をおくってもらうためにも、関係者と一緒に「最善の利益」を考えていきたいと思います。
今後ともよろしくおねがいします。

しかし「被後見人の選挙権行使」、高いハードルなんだろうな…と思っていたら、実現の方向とは!
7月の参院選?に自分の権利をしっかり行使してもらうよう、後見人も対応を考えなくてはなりませんね。

投稿: いわせ | 2013年4月26日 (金) 23時30分

いわせさま

お疲れさまです~!で、こちらこそ、ありがとうございます~!本文中にも、そして いつも書いていますが、本当に勉強させて頂いています。感謝感謝でございます。m(_ _)m

で、終結。少し前、いわせさんがお亡くなりになった方のお骨を、遠方に住むご家族のもとにお届ける様を目の当たりにした「添い遂げる」様を、鮮明に思い出しました。甘ちゃんな自分に気づかされた気がしたことを。

これからも、軟弱者あらいにご指導下さいませ。m(_ _)m


で。被後見人の選挙権の回復。本当に驚きましたよね~!急転直下とは、正にこういうことをいうんでしょうね!とってもステキなことですよね~!でも、いわせさんの仰る通り、ご本人の権利を「しっかりと」行使して頂くためには、これからの準備というか、対応法とかを、しっかり議論する必要がありますよね。

我ら「相談支援専門員」でお手伝い出来ますことがありました、何なりと!また、いろいろとご指導下さいまえ!(  ̄^ ̄)ゞ

投稿: あらい | 2013年4月27日 (土) 11時21分

お世話になります。

この時期に急転直下、この状況は、
特定の政党に票が流れるという見方は、
あまりにも飛躍しすぎでしょうか?

投稿: ながた | 2013年4月28日 (日) 09時23分

ながたさま

ごぶさたしております~!お元気でしたでしょうか?

で。急転直下。政治の世界での出来事ですから、我ら小市民には理解しがたことが た~くさんありますね。本当に。

で。特定の政党に票が流れる。ってこと。ないとは言い切れないでしょうね。ですが、そういうモノだと思っています。っていうか、逆に それが政治だと思っています。

前政権は、障害者自立支援法「廃案」を打ち出し、特定の団体からの支持を得ようとしたわけで。TPPの問題なんかも、企業団体なのか農業団体からの支持の取り付けのバランスを取るのに必死だった(必死なかも?)わけで。


あらいの親友は、県議会のド真ん中で「障害のある方の権利を護る」と訴えましたが、パフォーマンスというかジェスチャーだけの方にその座を明け渡すこととなりました。

今。国政の場で、障害のある方とそのご家族、そして我ら関係者のことを真に「護る」と奔走、尽力下さる方も、小泉内閣時代の「劇場型政治」という風に その座を一旦 明け渡すこととなりました。

問題は。投票権を持つ、我ら国民の「意識」というか「政治と向き合う成熟度」ではないかと。投票しようとする方が「真に我らのことを考えているのか?選挙期間中だけのパフォーマンスではないのか?」みたいな。

自戒の念を込め、誤解を恐れずに書きますが。特定の政党に票が流れたとしてら。それは我々国民の責任かと。


我らは、障害のある方と そのご家族に添うのが職責であるのですから、この長年の懸案事項であった被後見人の選挙権の回復は、この「票にならない障害分野」に少なからず光を当ててくれた出来事として、ただただ感謝するばかりです。

って感じなことを考えている あらいめにございます。(  ̄^ ̄)ゞ

投稿: あらい | 2013年4月28日 (日) 11時31分

あらいさん、ありがとうございます。

らじゃ~、です。

投稿: ながた | 2013年4月29日 (月) 01時31分

ながたさま

何を仰いますやら~でございます~!
こちらこそ、これからもご指導下さいませませ~!

投稿: あらい | 2013年4月29日 (月) 11時14分

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