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2013年4月14日 (日)

「配慮」のカタチ


先日。ある お母さんとの立ち話で、発達支援Coが子育て支援課さんに移行されたってな話の流れから「あんた、前からゴッツイ子どもに力入れてるけど、何でやの?」ってな質問をされました。

あらいは「それが普通の社会だから〜!」と即答しました。



「こども発達相談室」が新設された今年度。域福祉課 障害福祉Gから子育て支援課に移行したのは、かみやさんが担う発達支援Coだけではなく、長期休暇時に実施されている田原市単独事業「障害児レスパイト事業」も。なんです。ようは、障害がある子どもであろうが、田原市の子どもであるのだから、その支えは「子ども」を支える担当課に。って話なんです。

でね。「そりゃそうだ。」と思いますよね。(*^o^*)
でも。それが そう簡単な話ではないんですよぉ。これ。



詳細に定められている法律を両課で どう分担するのか?やら。もっと解りやすい話では、予算を調達するのか?みたいな。

田原市の財源は、当然ですが潤沢にある分けではなく、毎年 どの部局の担当者も予算「確保」に必死な状況。そんな中、おいそれと「じゃあ、これは子育てさんで予算調達してねぇ〜。」で、「あいよぉ〜。」なんて いく訳ないんですよねぇ。解りますぅ?



例えば。小学校時代の萌の衣装代は特別に用意していませんでした。まだ子どもだから、着替えもダメ親父がチェック出来ていたから、ダメ親父の乏しい財布から「愛娘のため…」と泣きながら出していた。

が、中学生になり、もう大人になりつつある娘はダメ親父との買い物は嫌がるようになり、必ず母親と行くように。だから、これからの支払いは母親の財布から。ってな話は通らないですよね。多分、母親は「なんで私が!」って怒りますよね!?で、ダメ親父にしても「そもそも。なんで自分が!?」ってな話で揉めますよね。

まず、ダメ親父の給料総額の配分から考えなきゃいけないですよね。両者の財布をニラメッコしながら。で、どうしても捻出出来なかった、母親はパートにでも出て頂いて補填するか、ダメ親父に死に物狂いの残業・休出を頼むしかないですよね。



ようは。財源が無い中で、両者の工夫と理解(しかも相当な)が無ければ、新たに何かを始める始められることはないんです。
市民皆さんの血税です。おいそれと右から左へってな分けにはいかないんです行政には、その重責が課せられているんです。

この説明。余計に ややこしくなったでしょうか…?



でね。ついでになって恐縮ではありますが。この子育ての新たな相談窓口「こども発達支援室」は田原市障害者総合相談センター内に「併設」となりました。センター内にいますが、シマは違えます。でも一体的に動きます。が、窓口は違えます。ほぼ横並びですが。でも繰り返しになりますが中は一体的です。

例えるならば、秘境の温泉地にある「混浴風呂」みたいな。入口は別々に「男」「女」の暖簾をくぐり抜け入るが、脱衣場を抜けると一緒だった。みたいな感じっていうか。(*^o^*)

う〜む。例えとして正しいのか…?もしくは不謹慎か…?



1歳半、3歳検診の時に「?」って保健師さんは感じ、で、ご本人や ご家族のためを思い「一度 相談に行ってみたら。」と勧められた先の看板に「障害」の文字があったら…。例え誰が何と言おうが、母親は「この子は違う」って思っています。簡単に受け入れるなんてことは出来ません。否、絶対に出来ないでしょう。

この母親の気持ちに配慮するためにも、まず最初の入口からは「障害」の文字を取り払う必要があったのです。で、「気軽に」とはいかないですが、「相談してみようかしら」と思える環境を作る必要があったんです。

だから「こども発達支援室」なんです。「子育て支援課」なんです。その繋ぐ先にあるのが「障害者総合相談センター」なんです。「地域福祉課 障害福祉G 」なんです。段階が必要なんです。

この「こども発達相談室」は、田原市の配慮のカタチなんです。



早期に正しい支援・環境が届くことで、その子どもの生きづらさは軽減し、ご家族の負担も軽減します。それは、将来「支援の少ない」大人へと繋がります。則ち、福祉予算の削減の軽減へと繋がります。あらいは、この子どもへの予算投資が、田原市を「共生のまち」へ導くのだと思っています。

と。放課後等デイサービスは未だに無く、っていうか児童福祉法に定められているサービスは一つも無い田原市で、児童発達センターは大きな課題です。が、出来ないでは済まされないですから、田原版「児童発達センター」を創出するためには、絶対に成功させなければいけないのが この「こども発達支援センター」でもあります。
(  ̄^ ̄)ゞ

この「こども発達相談室」は、田原市の新たな挑戦なんです。



田原市でお世話になるようになり5年が過ぎました。「チーム白井」BOSS を頭とした行政チームと共に、あらいは総合相談センターメンバーと必死で前へ!前へ!と突き進んできました。で、ようやく。ここまできました。

今、子育て支援課で こども発達相談室を引っ張るのは、数年前は田原市障害福祉を牽引してきた小久保副主幹とクレバー三宅さん。それを下支えするのが、その2人と共に闘った熱血柴田さんの直系、継ぐ者山本さん。勿論、BOSSも、熱血柴田さんも全面バックアップの状況。(・∀・)イイ!

この「チーム白井」BOSS 健康福祉部の尽力なくしては、決して成し得ることは出来なかったです。熱い行政です。しかも激熱っす!



 arai

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コメント

初めてコメントします。TOMといいます。新井さんは僕のことをご存じないですが、僕は新井さんの講演を何度も聞かせて頂いてる者です。このブログにも毎日朝晩来るのが日課になっています。今日はどうしてもお聞きしたくなり、勇気を振り絞りコメントします。

新井さんはいつもこういうことを考えているのでしょうか?講演の時の話も僕たちの気持ちを凄く分かってくれていたりする話が多いし、今日の記事は行政の気持ちをよく分かっているから書けることだと思います。僕たちからすれば、行政が何を考えているとか、仕組みとかは全然分からないのに、どうして新井さんは分かるんでしょうか?どうか教えて下さい。お願いします。

投稿: TOM | 2013年4月14日 (日) 18時12分

TOMさま

はじめまして~!コメントありがとうございます~!
今後とも、ご贔屓下さいますよう、よろしくです。m(_ _)m

そうっすねぇ~。結構 考えてますかねぇ。っていうか、そのまちの未来設計をするのが相談支援専門員のミッションですから、これは あらいだけではなく、どのまちの相談支援専門員さんも同様だと思いますよ。

いつも言ってることですが、あらいに大きな役割と責任を与えて下さっている田原市は、決して社会資源に恵まれたまちとは言えませんでした。う~ん、今も言えないですかね。で、その状況を「何とかしたいのだ!」と思っていた行政が、隣まちで腐っていた あらいを拾い、育てて下さいました。

だから、そもそも考えることがミッションな上に、「あらいの恩返し」が加わっちゃったりしてるもんですから、まぁ~ヒツコイくらいに、あ~でもない!こ~でもない!ってやってますわ!m9(^Д^)

と。あらいは、相談支援専門員としての活動を開始する前は、レスパイトから始まりホームヘルパー、デイサービススタッフを歴任しました。レスパイト時代には2年ほど大法人のグループホームの世話人としての経験もさせて頂きました。あ。これ、勿論、ふぃ~る工房のスタッフとしてですよ。

ので、弱小法人の悲哀はもちろん、そのそれぞれの現場の悲哀や労苦を一通り経験させて頂けました。それが今に活きていることは間違いなく。「若い時の苦労はお金出してもしておけ!」ですかね。(○゚ε゚○)

と、行政とは。メチャクチャたくさん話しました。否、今もたくさん話します。たくさん聞きますし、聞いてもらいます。時には激しく。と、あらいは、必ず相手が「住む世界」の法律をサワリだけでも読み、理解します。でないと、議論できないですもんね。

相手のことを知らずに、やりたくても やれないことを理不尽に「やってくれない!」と攻めること自体が理不尽極まりない行為だと思っていますから。まぁ、これはダ~イスキ!な東松山市福祉課元課長 山口和弘さんから教わったんですけどね~。

長くなってしまいましたが、こんなんで答えになっていますでしょうか?足りなければ、またコメント下さいね。必ず!ご納得頂けるまでお返事しますゆえ!(  ̄^ ̄)ゞ

投稿: あらい | 2013年4月14日 (日) 22時52分

ありがとうございました。僕も新井さんのように相手の気持ちが分かる相談支援専門員になれるように頑張りたいと思います。

投稿: TOM | 2013年4月15日 (月) 08時29分

TOMさま

いえいえ。マジで、あらいごときっす。
お互いに。一緒に学んでいきましょう~!

投稿: あらい | 2013年4月15日 (月) 12時08分

私も、窓口二つで中一緒ってのを、今画策中でした。

話したいこと、相談したいこと、聞いて欲しいことが山盛りです。

投稿: こうまま | 2013年4月16日 (火) 23時29分

こうままさま

おぉ。やっぱり同じこと考えてましたぁ~!っていうかぁ。そりゃそうっすよね。田原市が こう動いたのも こうままさんはじめ たくさんの親御さんが「教えて」下さったからですもん。

それに。くそ暑い夏を二度も越え、田原市内の小中学校3/4校と市内全ての保育士さん200名に向けて、生きづらさを抱える子どもについてお話下さった こうままの尽力なくては、こうはならなかったと思います。本当に感謝です。m(_ _)m


で。あらいの座右の銘は「酒の誘いは断らない」です。毎晩ヒマです。いつでも良いです。声 掛けてちょっ!あらいも相談したいことが、た~くさんありますから~!(≧ε≦)

投稿: あらい | 2013年4月17日 (水) 00時42分

はじめまして。いつもブログを楽しみにしている田原市の主婦です。
あらい様のブログを見ていると市民としてすごく安心させられます。我が子も田原の子育て支援には大変助けられ、そしてこのブログで支援員の仕事を知り、密かに目指しています。まだ踏み出したばかりでゴールが全く見えませんが(ー ー;)
「こども発達支援室」いいですね。
いろいろ理由があり、近々利用させていただくこととなりますが、その際はよろしくお願いします。

投稿: Y | 2013年6月 9日 (日) 13時06分

Yさま

はじめまして~!ようこそ おいで下さいました~!と、コメント、ありがとうでございます~!m(_ _)m

で。本当に、本当に嬉しくもあり、有り難くもあり、なんとも表現のしようのないほど感激し、コメントを読ませて頂きました。きっと、チーム白井メンバー一同も あらい同様このコメントを読み、感激で涙していることかと思いますぅ。ううっ。(。>0<。)

で。「こども発達相談室」。存分に活用してやって下さい。我ら、皆さんのお役に立ってナンボ!でございます。名ばかり、格好ばかり、形ばかり、なんてことにならないように、市民皆さんに愛され、活用されるよう、市民皆さんで育てて下さいませませ~!m(_ _)m

で。我ら「総合相談センター」でもお役に立てますことがありましたら、こちらも遠慮なく、バンバンご用命下さいませ。こちらも市民皆さんのお役に立つことがミッションでありますので。

ってことで。今後とも「こども発達相談室」、「総合相談センター」を、末永く、よろしくお願い致します~!

投稿: あらい | 2013年6月 9日 (日) 18時55分

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