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2014年4月19日 (土)

「H27年3月」問題


ってことで。昨日は濃密な熊谷さんとの時間のあと、本来の目的である日進市の基幹センターである日進市障害者相談支援センターが圏域を対象にし開催する研修会で、田原市の協働の実践をベースに「そもそも「相談支援事業」とは」について お話させて頂きました。

オーダー頂いたタイトルは「H27年3月問題を、どう考え、どう乗り切るか。」という、「今」を象徴するド直球なもの。この研修を実施するにあたり、わざわざ田原市まで、しかも行政の方も一緒にお越し下さった基幹センターの伊藤さんはじめ皆さんの思いに応えるべく、お邪魔した次第であります。m(__)m


「H27年3月」問題


で。いつも言ってる通り、昨日の投稿でもお伝えした通り、平成18年の障害者自立支援法 第77条に定められた「相談支援事業」は変わっておらず。ただ、今は第5条として計画相談(基本相談)が加わったのみ。しかも計画相談が打ち出されてから、しばらく猶予期間があったにも関わらず、昨今の相談支援を取り巻く混乱は、いったい何故なのか?

施策には大きな問題があったのではないかと、あらい個人としては思っています。が、施策だけの問題ではなく、我ら相談支援事業所と、そのまちの施策を担う自治体にも大きな問題がある。と思っています。というより、後者の方が より大きいとさえ思っています。



詳細は控えますが。昨日の日進市でのお話は、自立支援法施行時に遡り、あらためて相談支援事業を確認する時間としました。そして、田原市は官民協働で平成18年から現在まで、一つ一つの課題と向き合ってきた、その歴史をお伝えさせて頂きました。個人的な思いは極力省き、法的根拠に基づいた田原市の実践を。


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最近よく耳にする「H27年3月問題」。思うことは いろいろありますが。問題であるのであれば、今こそ この問題を「まちの課題」として、それを解決するための公的なステージである協議会に図り、そして「委託事業所が解決する問題」と考えず、委託した行政と受託した事業主が、正に「官民協働」で取り組むべきだと。



自戒の念を込め。この事態を招いたのは。
間違いなく、紛れもなく、我らなのですから。

「見せましょう!相談支援専門員の底力を!」



どこまでお役に立てたか不安ではありますが、田原市の実践をベースに、相談支援事業とサービス等利用計画は、市民一人一人の生きづらさを解決するための一つの「ツール」であることをお伝えしました。計画相談を生きづらさを抱える市民皆さんに届けることが目的ではなく、作成された計画から、しっかりと「まちの課題」を抽出し協議会に諮ることが我らのミッションであることを、あらいなりに、必死でお伝えしたつもりです。

が、言葉足らずや、ボキャブラリーの乏しさから、誤解されてしまうような表現がありましたから、この場をお借りしお詫び申し上げます。ですが、あれが本心であります。ご理解下さいませ。m(__)m



ってことで、研修会終了後は、お声掛け下さった伊藤さんはじむ日進市基幹センター皆さんと日進市福祉課皆さん、そして当たり前ですが同志 熊谷さんと一緒に意見交換会。とってもフランクな会話の中にも質の高いやりとりが飛び交い、日進市の協働の質の高さを、安易に伺い知ることが出来ました。

意見交換する中で、いつしか話題は「チーム白井」BOSSへ。あらいと同い年にも関わらず、このまちの担当課長を担う、正にキレモノ行政マンがメチャクチャ喰いついて下さり、熊谷さんの後押しもあり「是非!お会いしたく!」ってな話になり。で、こちらとしても「是非!会って頂きたく!」ってことに。

実現するといいなぁ〜。多忙を極める熱血柴田さんや継ぐ者山本さんには叱られるかも知れないですが、あらいを支え、時に叱責して下さったBOSSの熱に触れて頂きたい!そして面倒極まりない あらいと一緒に走り続けてくれる同志と語り合って頂きたい!って思いました。思っちゃったから仕方ないですよねぇ。だから、叱らないで下さいねぇ。f(^_^;



ってことで。最終電車に向かう あらいを、最後まで送って下さった熊谷さんと固く握手をし、長い一日を終えました。

『圏域の現役相談支援専門員と行政職員には「相談支援事業を通じての官民協働」を、相談支援事業所の開設に悩むサービス提供事業所には「非常事態を共に闘う仲間としての参戦の促し」を。』という、あらいごときにはハードルの高いオーダーでしたが、昨日の話が田原市の、あらいの精一杯でございました。

ただ、お声掛け頂いた伊藤さんにも、そして同志熊谷さんからも及第点を頂けたようで、安堵しながらの帰路となりました。誰より学んだのは、この あらいめでございます。メチャクチャ学んだ一日となりました。ありがとうございました。



日進市の皆さん。これからも良き仲間、良き理解者、そして時に良きライバルとして、末永く よろしくお願いいたします。m(__)m



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コメント

新井さま

H25年度末最終日に研修を依頼し、
尚且つ、4/18に開催という、
超多忙な新井さんに対し、無理難題の数々であったにも関わらず、研修を快くお引き受けくださったこと、いまさらながらありがとうございました。そして、
日進市の皆さんに熱い思いをお届け下さったこと、
心から感謝申し上げます。

>>『圏域の現役相談支援専門員と行政職員には「相談支援事業を通じての官民協働」を、相談支援事業所の開設に悩むサービス提供事業所には「非常事態を共に闘う仲間としての参戦の促し」を。』
>>
というこれまた無理難題なオーダーでした。
しかし、研修を終えて、これはやはり新井さんしかいなかった、との想いを強く強く持ちました。

研修申込者40名のうち、欠席者1名のみ。
研修終了後には、すぐさまメールで「協力します!様式をすぐにください」と言って下さった今はまだ相談支援に携わっていない事業所の方。
また、アンケートには、「自分の中に福祉魂が残っていることに気付いた。底力みせましょう!」との感想。
「自分の市町のために、自分のミッションを今一度考え直し、仕事に活かす」との書き込み。
なにより、新井さんの熱が伝わった、との感想の多いこと多いこと・・・

日進市として、最終年度となった今もなお、計画相談に携わっている事業所が基幹相談支援センター1か所だけという事態を、どう考えるのか。
これは、センター設立までの経緯やその後の諸事情があったとしても、基幹相談支援センターとして、行政と協働できなかった結果だと考えていました。

そんな中、「そもそも施策がおかしい」とか「質の担保ができなくなるくらいなら、数だけ立てても仕方がない」とか・・そんな声が圏域からも聞こえてきていて・・
H27.3で終わるのではなく、そこから始まるのだとしたら、今、相談支援に携わる者があきらめていいのかと。

ですから・・
>>が、言葉足らずや、ボキャブラリーの乏しさから、誤解されてしまうような表現がありましたから>>
そのようなことは決してなく。
そのように感じさせる発言があったとしたら
心よりお詫び申し上げます。

長くなってしまい、申し訳ありません。
研修、そして意見交換と
貴重なお時間、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿: いとう | 2014年4月20日 (日) 14時08分

いとうさま

オーダーを頂いてから、この研修会までの期間。本当に勉強させて頂いた数日間でした。こちらこそ、貴重な機会、尊い時間を頂き、あらためて感謝でございます。ありがとうございました。<(_ _)>

で。そうですか。共に闘う覚悟をして下さったサムライがいましたか。優さんが仰る「埋み火」を持ったサムライがいました。嶋さんのように闘う目標を見つけたサムライがいましたか。

ほんの少し。お役にたてたことに、あらためて安堵します。

くどいですが。繰り返しになりますが。あらいが大事にしている言葉の一つに、雲上人@田中さんから頂戴した「諦めない運動」があります。メチャクチャ大変なことというか、「ブレない」強い意思が必要です。が、この「諦めない」ということはことは「自分自身が決められる」んですよね。であれば、自分自身が「もうダメ。諦める。」と決めない限りズーッと続けていけるんですよね。

あらいには、同志がいます。田原市にも。そしてASKにも。いとうさんも。今回の(今の)ピンチを「チャンス!」と思い、これを機に、ステキな仲間を募って下さい。今回、いとうさんの前に現れたサムライは、きっとそんな方々だと思いますよ。そんな皆さんと、ブレず、諦めず、「絶対に見せましょう。福祉人の底力を!」


と。「勝手なこと、言うんじゃないよ。(-゛-メ)」と叱られると思いますが、我が同志である熊谷さんを引っ張り出して下さい。彼ほど高いポテンシャルを、スキルを持った人は、そして熱く、それでいて優しい心を持った人は、そうはいません。きっと救世主になります。頼って下さいね。

こんなこと書いたら、叱られるかなぁ…。((・(ェ)・;))

ってことで…これからも、良き仲間、良き理解者、そして時に良きライバルとして、共に高めあっていきましょうね。お互いと、そして お互いのまちと。(v^ー゜)

投稿: あらい | 2014年4月20日 (日) 22時16分

はじめまして(?)

というより、新井さんのことは何年も前から見知っておりましたが、なかなか名刺交換する機会もなく、今回もまたまた機会を逃してしまいました。

今回お話いただき、改めて、初めて福祉に携わった頃を思い出しました。
現在の当方の事業所の内情を考えると、相談支援に携われるのが私しか居らず、日進市の相談支援の現状を見るにつけ、もどかしい思いをしております。
ただ、お話を聴きながら、現状に負けずに自分に何ができるのかを考えることができたと思っています。
あとは、動くだけですね。

あまり、たくさん書くよりはまずはやってみることのほうが大事なのかと思いますのでこのあたりで。
今後、何かの機会でお会いすることがると思いますので、その際には名刺を持って、ごあいさつさせていただきます。
ありがとうございました。

投稿: 興梠(コウロギ) | 2014年4月21日 (月) 08時14分

興梠さま

こちらも「はじめまして。」と言いましても、お名前は以前から伺っておりました。小さな巨人のあとを受け継がれた能力の高い方とお聴きしておりました。こちらこそ、ご挨拶させて頂きたかったです。申し訳ありません。m(_ _)m

で。本当に ありがとうございます。この興梠さんのコメントを読ませて頂いた瞬間、正直、全身に鳥肌が立つ感覚を覚えました。拙い話でしたが『伝わった、受け取って下さった。』ことを実感出来ました。

興梠さんの仰る通り、今できることを、まず考え、答えが見つかったら即実行。これだと思います。この「集合体」が協議会であり、それこそが福祉であると思います。

で。あらいにとっての日進市は「遠くて「近い」まち」です。きっとお会いできる日がきますよ。その、今度お会いできる日を楽しみにしております。その時には、サムライの生き様、聴かせて下さいね。

と、その時には「田原市」の名刺と一緒に、興梠さんが支える皆さんにお作り頂いた「ASK」の名刺も一緒にお渡ししますね。(v^ー゜)

ということで。コメント、本当に ありがとうございました。<(_ _)>

投稿: あらい | 2014年4月21日 (月) 18時09分

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