「定着支援」のための連携
長い入院生活を経て、福祉サービスを利用し、新たなの夢を持ち、その目標の一つであった一般企業への就職を勝ち取る。我ら支援者からすれば、こんなにステキな話はないですよね。まして、ここに至るまで支えてこられたご家族の思いたるや、我らごときが思い知ることなど出来るはずないですよね。
ただ。この夢を勝ち取ったその方。福祉サービスの利用が一切無くなると、サービス等利用計画作成の対象者でもなくなり、いきなり支え手が薄くなります。(゚ー゚;
ので。こんなことに決してなることのないよう国は、相談支援に「基本相談」を設け、事業所申請した事業所で相談支援業務に従事するものに対し、計画相談ではない方であっても、しっかりと「就業・生活支援センター(いわゆる「ナカボツ」)」等と連携し対応するよう課したのだと解釈しています。
就職することが目的はないですもんね。働き続けることが大事なんですもんね。だから、この就労支援も、精神障害の地域支援も「定着支援」が最も大事なんですよね。( ☆∀☆)
が。この「定着支援」。軽んじている支援者の多いこと、多いこと。相談支援に従事する者だけでなく、就労系事業所も。挙げ句の果てには「定着支援はしない」という事業所まであると聞き及んでいます…。法の定めを何だと思っているのでしょう…。税金を何だと思っているのでしょう…。(>_<)
で。田原市障害者総合相談センターには3人の「特別相談支援員」が配置されております。それぞれ協議会の各部会で議論の上、配置されました。今、そのうちの2人「就労支援専門員」と「地域相談支援員」が連携し、働き続けることを支えています。なかにし就労支援専門員は企業と、地域相談支援員ひらまつぴーは精神科病院と連携して。
特に。ひらまつぴーは、市外にしか無い社会資源である精神科病院にとっての「田原市の顔になる」というミッションが、大きく活かされた支援になっていると感じます。「あなたが言うなら。」って関係が出来つつある、そう感じます。( ^ω^ )
福祉に携わる全ての者には「ミッション(使命)とルール(決まり)」があります。この2人の相談支援員は、それぞれに課せられた職責を必死に果たそうとしています。ある意味、ごくごく当たり前のことではありますが、でも、あらいにはステキな光景に映ります。
さあ。働き続けて頂けるよう、しっかりと支えましょう。
arai
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