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2017年7月 1日 (土)

山 動く


障害者虐待防止法施行以来、愛知県では この法の理念共有と その対応の質の向上については「愛知県」主催と「ASK」主催の二本立てで行ってきました。今年度も この形は継続するのですが、その中身は大きく様変わりします。



まず。愛知県主催研修は、毎年真夏の お盆頃に開催される国の「障害者虐待防止・権利擁護指導者養成研修(以下、国研修)」の「伝達」的な内容を核としております。で、ASK主催研修は、熊谷ワークを核として「初動からの対応」と法のミッションの理解を目的にして開催してきました。が。あらいの中で この数年「ずーっと!」溜飲の下がらぬ思いがありました。

ASKが主催する研修は、当然ですが対象者は あくまで「相談支援専門員」。ここに市町村としての職責を負う行政職員が参加して下さる。勿論!この熊谷ワークは法のスキームを忠実に演習へと落とし込んでおり、対応協力者としては絶対に理解しておかなければいけないもの。ましてや基幹相談支援センターや虐待防止センターの受託者は必須。ですので、これはこれでメチャクチャ意味のあるもの。


山 動く

昨年度の様子。演習担当 熊谷さんと講義担当 野崎さん。
http://feel1999.cocolog-nifty.com/lallapallooza/2016/11/16-c4d6.html



で、片や愛知県主催研修は、行政職員が主たる対象者に。理由は明確で、国研修自体が「窓口職員向けコース」となっており、その内容も知的障害者の理解であったり、面談技術の理解と質の向上であったりと、相談支援専門員が聴くには少し視点が…って感じられるもので。やはり専門職である我らとでは当然ですが若干のズレは否めなかった…と。


山 動く

昨年度の様子。行政の責務を語る「援軍」豊川市 山本さま
http://feel1999.cocolog-nifty.com/lallapallooza/2016/10/post-e167.html



で。ここからが「大きな動き」に。この国研修が開催されるのは「お盆」。そこから内容等の準備を急いでも、どうしても開催は冬の入口に。として、せっかく開催し、その基礎を理解しても現場で「活用」出来る期間は1/4ヶ年ほど…。ましてや翌年には異動となってしまうケースも多々…。更には この研修内容を簡単に伝達することなど不可能であると。

更に。国研修では、もはや当初に出された初動対応マニュアルに触れることはなく、スキームすら語られることは無くなっています。だとした時、今年度 着任された担当部局の長は、どの手順で、如何なる手立てで対応しなくてはいけないか。そして、自身が負う職責の重さを知ることが出来ないのです。分かるんです。施行から もうすぐ5年が経過しようとしている法ですから「知ってて、やってて当たり前やん!」っていうのも。

でも。その伝達、伝承が出来ている市町村は決して多くはない。否、出来ていない方が圧倒的に多いと思っています。これを打開するためASKは愛知県に対し研修内容、開催方法について訴えてきました。「愛知県障害者虐待防止・差別解消推進協議会」でも「真に虐待を無くしたい。だから変更を、改革を!ASKがバックアップしますから!」と。

http://feel1999.cocolog-nifty.com/lallapallooza/2017/02/post-11e9.html



この会議を受け、年度当初からASKは あらいを窓口として愛知県との やり取りが始まりました。たくさん話ました。無理を言いました。担当者さんも真剣に聴いて下さり、代表 鈴木さんも動いて下さり、とうとう「上」を動かして下さいました。



そう「山 動く」です。愛知県が動きました。



今年度の愛知県主催研修は、国研修を待つことなく、その開催の前に愛知県独自の手法で研修を開始いすることに。しかも、日程も昨年度までの1日から2日間へとスケールアップし、市町村の責務を果たすために「知っておかなければいけない」法の概要とミッション、「初動から対応」の理解を徹底的に深める研修の実施へ。そしてASKは全面協力、協働のため、この研修カリキュラムを、事務方の ほとんどを担うことに。そして国研修の伝達は専門コース別研修に内包することに。

当たり前ですが。愛知県としては年度の事業計画と予算は決まっていたはず。それにも関わらず「GO!」を。正直。泣きそうでした。行政が計画を曲げることって簡単な話ではないことは、あらいごときでも重々理解していること。にも関わらず愛知県は理解して動いて下さいました。ただただ感謝です。


研修カリキュラムと申し込みは以下
「2017.07.25/26 aichi gyakutai.doc」をダウンロード



山 動く


熊谷ワークが県内の全ての市町村に、虐待防止センターに届けられることになりました。この演習、そもそもは「養護者虐待」の対応で始まりました。法施行時ということもあり、最初の研修には多くの市町村が参加して下さっていました。田原市からも2名が。ですが この演習、昨年度から虐待者は「福祉サービス事業者虐待」へと新化し、その内容も深化しております。受講して下されば必ず そのまちの「虐待対応のスキル」は向上し、そして いずれは「虐待「0」へ」向かっていくとと信じて疑いません。



主催する側は必死に備え挑みます。ゆえ、市町村職員の皆さん、特に課長さま。毎日毎日 激務で お忙しく過ごされていることかと思います。が、ご自身の職責を果たすためです。何が何でも ご参加下さい。本気で「虐待「0」」を目指しましょう。そして、基幹相談センタースタッフ皆さん、ましてやセンター長さま。同じ状況であろうかと思いますが、基幹相談センターにも「そもそも虐待防止」は付則2でミッションとされています。その責務を果たすためです。何が何でも ご参加下さい。本気で「虐待「0」」を目指しましょう。

あらいは人間が小さいものですから、この研修で お顔を拝見出来なかった基幹相談センター長さまが万が一にもみえたとしたら、次回から お会いしても何も言いはしません…言いはしませんが、暫くの間は「細~い目 (-_- )」で見ることとなろうかと…。なにせ人間が小さいものですから…。そして、それくらい基幹相談センター長が負う職責も重いと思っていますから!(  ̄^ ̄)ゞ


山 動く



みんなで。本気で。「共生のまち愛知」を目指しましょう。


arai

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