昨日(あ。もう一昨日だ…(◎-◎;))は、終業直後の5時半から田原市自殺予防講演会を開催しました。田原市は、この自殺対策に関する講演会を平成22年度の「住民生活に「光」を与える交付金事業」を活用しての開催以来、ずーっと!地域福祉課が実施しておりまして。その委託を 我らが「NPO法人ふぃ~る工房」が受け実施しております。
2013年の「自殺実態白書」の資料の「自殺の危機経路」には、さまざまな要因がある中でも、多くの事案が うつ病に繋がり自死へ…という この一枚に、そして 自殺者のうち 60%の方が自殺直前に何らかの相談機関を訪れているという一枚に、あらいはショックを受け、以来、この自殺予防講演会は田原市として大事なテーマと位置付け、実施し続けております。
ってことで。今年度で7年目となる本講演会。しかも、自殺対策計画の作成へと取り組みを始めることとなる田原市。今回の講演会は『重要やん…。(・・;)』との思いで企画開始…っていうか、そう悩むことはありませんでした。あらいの頭には ある言霊が すぐに浮かびました。「自殺防止活動は「人命救助活動」です!」。そう!「東尋坊の命の番人」 茂幸雄さん。
夕方5時。茂さんは、同志の川越さんと共に田原市入り。今回で4年ぶり、2度目のなる田原市入りとなります。久しぶりに お会いしましたが、相変わらず気さくに「おぉ。あらいさん!お久しぶり~!」と優しい笑顔で ご挨拶下さいました。が、失礼な言い方になってしまいますが、『ますます盛ん!(≧∇≦)』を感じるほどの闘気を纏っていることを感じました。やはり!ホンモノは違います。オーラが違います。それに引き換え自分は…(◎-◎;)
ってことで。暫しの歓談の後の5時半、開会。あらいにとって「厳しい学びの時間」、魂の講演会の始まりです。
平成29年度 田原市自殺予防講演会
東尋坊からのメッセージ ~ 自殺したら あかん
~自殺防止活動とは「人命救助活動」です~
NPO法人 心に響く文集・編集局
理事長 茂 幸雄さん
茂さんに前回お出まし頂いた時、私たち田原市に茂さんは「東尋坊に自殺企図者を送らないで下さい。死にたいんじゃないん。生きたいんです。その悩みを、その まちで解決してあげて下さい!お願いします!」との言霊を届けて下さいました。「東尋坊に…」というのは「自死に向かわさないで!悩みを お聴きし、共に歩んで下さい。」ということであると理解しました。この言霊は一時たりとも忘れることはなく、今日まで走ってきました。
しかし…田原市では この5年間に 74名の方が自死されました。すべてが田原市の方というわけではありません。が、実際に これだけ多くの方が田原市から、社会から いなくなってしまいました。だからこそ。あらいは茂さんに「再度、田原市に お出まし頂き、力ない我らを叱って欲しい。喝を入れて欲しい。」と ご依頼させて頂きました。

詳細は控えますが、茂さんは入りから気合いが漲っていました。東尋坊での同志との格闘の様子を、憂いや怒り、そして喜んでまでもリアルに お話下さいました。あらいは全身に鳥肌が立つのを覚えました。それほど凄まじいものでした。茂さんは 御歳七十を超えられております。にも関わらず この迫力。気迫。あらいの覚悟など『安っぽいもの』と感じるほどに圧倒されました。完膚なきまでに叩きのめされました。

講義の後半。ニュースで特集された映像がスクリーンに投影された頃から会場には 啜り泣きが聞こえ始め、川越さんにバトンタッチさらた後は、その声は増幅されていきました。かくいう あらいも溢れる涙を堪えることは出来ませんでした。

更に、再度 マイクを握った茂さん。この熱さも増幅されていました。畳み掛けるように繰り出される言霊に、あらいの心身は、否、安っぽいプライドは粉々に砕け散りました。今年度最後となる、学びの場…否、修行の場でホンモノの凄まじさを体感しました。「生き様」を見せつけられました。そして、奮起させて頂きました。ボクも覚悟をもって「大丈夫。ボク達が何とかする。」と伝える覚悟を持つ!と。
茂さん、川越さん、本当に ありがとうございました。この学びを必ずや活かし、リアリティーある対策計画を作成し、実施致します。そして、必ずや東尋坊へ伺い ご報告させて頂きます。今しばらくの ご猶予を。
ってことで、繰り返しになりますが、茂さん、本当に ありがとうございました。今、今回のタイトル、間違えました!と思っております。「メッセージ」などという生優しいものではなく「言霊」というべき魂のこもったものでした。お許し頂ければ幸いです。と、これからも ご指導くださいますよう、よろしくお願いいたします。<(_ _)>
arai
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